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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
2/56

五月七日 雨→曇り

ゴブリンのせいで山に近づけない。

人夫衆には休みと伝えた。

どうやらあちこちにできた穴はほぼすべてダンジョンらしい。

だから俺の山に対応は難しいと交番で言われてしまった。

ただゴブリンなどを殺したとしても罪には問われないと言われた。

人型の時点でだいぶハードルがたかいのだが。


五月八日 晴れ

人夫衆には今週いっぱいは休みと伝えた。

橋本さんに聞いたところ猟友会にダンジョンから出てきたモンスターたちに対して発砲許可?が出ているらしい。

ただ、やはり人型を撃つのは気が乗らないらしく受ける人は少ないと言いていた。

つまりは自分で取り返すしかない。

自宅倉庫の奥から腰鉈と金槌、後はなんかでもらった包丁を取り出して明日に備える。

酒瓶も持っていこう。


五月九日 晴れ

とりあえずゴブリンは追い払った。

やはり車は鉄の凶器であった。

二トントラックで突っ込むだけで三匹行動不能にできたのはデカかった。

そのあとすぐに手ごろな棒をつかめたのも幸運だった。

とりあえず分かったことは刃物で攻撃するのは無理。


五月十日 曇り

昨日の感触がまだ残っている。

トラックではねた時の事とか、立て棒で殴った時のことが精神的にきつい。

とりあえず今日は山に行く準備をして過ごした。


五月十一日 雨

またゴブリンが出てきた。

一匹のみだったので傘っこの骨で殴り倒す。

殺した感触はやはりなれない。

放置してた他の死体とともにダンジョンに捨てたが、いつの間にか消えていた。

こんな時にサクサク情報を集められない情弱の自分が嫌になる。ネットの使い方がいまいちわからん


五月十二日 曇り→晴れ

今日もゴブリン。

死体をダンジョンに運んだら何か音がした。

ただ、なんか変わった感じはない。

ステータスとか叫んだ自分が恥ずかしい。

こういう思い出はふとした時に思い出して穴に入りたくなるやつだ。

中学の時のあれとか、カラオケの時のあれとか。

xx山にも行ってみたが新しくできた穴は見当たあらなかった。よかった


五月十三日 晴れ

今日は音が鳴らなかった。

ゲーム的に考えるとレベルアップの音だろうか?

少しだけ穴の先に進んでみた。

基本ゴブリンが一匹でうろうろしてるだけだったから何回か倒してみた。

特に変わった感じはなかった。

明日からは仕事が再開できそうだ。

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