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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
11/56

11

七月九日 曇り→雨

xx山で除伐。終了。

最後らへんで雨が降り出してビッショリになった。

帰ってシャワーを浴びたらそのままダラダラと過ごしてしまった。

明日はY岳の様子を見に行こう。

それと警察と市役所、それに飛行機と宿の予約もしないと。


七月十日 雨

今日は土砂降りだった。

Y岳は置いておいて、まずは警察に相談してみた。

ゴブリンが出てくると言ったら信じてもらえなかったので、カメラで撮って証拠をもってまた来ようと思う。

市役所も変わらないだろうから行かずに電気屋でビデオカメラだけ買って帰った。

帰ってダンジョン正面にカメラを設置。

そのあと少しだけダンジョンの掃除をして家に帰った。


七月十一日 雨

小雨なのでY岳の様子見。

道が大分荒れていた。砂利をトラック何台か運ばないと通りづらそうだ。

ゴブリンが出てくる様子の撮影のため、二、三日はダンジョンに入れない。

やることがないから久しぶりにパチンコに行ってみた。

相変わらずうるさい。

一パチで二千で一万五千の勝ち。

ビックリするぐらい連荘したけど、最近の台って出玉がすくない。

大勝ちといえるレベルだけど、もうしばらくはいいかな。

あぶく銭なのでたっかいスモークサーモンをネットで頼んだ。

ワインは隣の県のワイナリーがそんなに遠くないところにあるから、そこで調達することにしよう。


七月十二日 曇り時々雨

仕事は休み。

特に何もなかった。


七月十三日 晴れ

xx山で入れ木の下払い。

日差しが強くて蒸し暑い一日だった。

近くで草を払っているのに鹿が近くをうろついていた。

あいつらのせいで苦労しているので憎たらしくてしょうがない。

今度手斧でも持ってきて投げてみようか。

今朝はゴブリンが出てきていた。

カメラを回収して出てきた奴を倒しただけなので、明日も出てくるかな。

映像を確認したらちゃんと映ってたので、今度はこれを持って相談に行こう。

とりあえず今日はビール飲んで寝る。


七月十四日 晴れ

xx山で入れ木の下払い。

日差しがきつい。汗が滝のように出る。

ただ、今日は昨日に比べれば湿度も下がって風も吹いたのでマシだった。

今朝もゴブリンがいたので倒した。

今日は若干の余裕があったので一階の掃除をした。

今日もビール。

この季節はこれで間違いない。

汗を流して飲む最初の一口の旨さはたまらない。


七月十五日 曇り

梅雨明け。でも来週は雨が多いらしい。

xx山で入れ木の下払い。

わりかし涼しい一日だった。

おかげで仕事も捗った。

日が長いので夜の七時ごろまでやった。

明日は雨らしいので休みにしよう。

ダンジョンには入らなかった。

ビールうまい

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