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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
10/56

10

七月二日 曇り→晴れ

xx山で除伐。

まずいことに気づいた。

九月五日から五日間東京に行くのに、その間のダンジョンはどうしよう。

ダンジョンの間引きがなければ二、三日でゴブリンが出てくる。

出てくるだけならいいがそいつ等がよそに行って人を襲ったりするかもしれない。

近いうちに警察署か市役所に行って相談してみよう。

気づいたついでに一階のゴブリン退治。


七月三日 曇り

xx山で除伐。

藤田さんから今週末の球技大会に出てくれと言われた。

校区の球技大会とか面倒で仕方がないが、米を安く売ってもらっているのもあって断れなかった。

まぁ、毎年のことではある。

その日雨が降らないかな。


七月四日 雨

今日はダンジョン。

一階とB1はスルーすることにした。

多少疲れていても今更不覚はとらない。

B2に降りて狼を探して戦った。

そこで気づいたのだが、どの個体も大体の行動範囲が決まっているようだ。

わざわざ全部倒してから降りたりしないでもいいかもしれない。

午後からはB3.

ここのゴブリンは武装した奴が切り込んできて、そのあと他の奴らがバラバラに参加するような感じだった。

武装した奴をゴブリンファイターと呼ぶことにする。

この数の群れだと正々堂々と戦うのは難しい。

でも狼ほど索敵能力が高いわけではないので、できるだけ不意打ちで一匹は処理するようにした。

今日は四グループ十八匹。

そういえばあいつらが持っている武器も一緒に消えていた。


七月五日 雨→曇り

今日もダンジョン。

今日はB2も最短距離で降りた。

朝からB3の探索。

ゴブリンだとこちらが先に気づけるのでマッピングしながら探索した。

ファイターが持っている武器は大体が剣か棍棒で、鉄棒の方がだいぶリーチが長い。

先にファイターを倒してしまえば、乱戦になっても短棒二本でしのぎ切れた。

二グループ目を倒したとき棍棒がドロップした。

でも持って帰っても使わないし荷物になるから放置した。

階段は見つからなかったが宝箱っぽいのは見つけた。

罠だと対応できないので空けはしなかったけど、テンションはすごい上がった。

帰ってすぐにガスマスクを注文。

届いたら空けてみよう。


七月六日 雨時々晴れ

降ったり晴れたりの天気。すごく蒸し暑い。

昨晩寝苦しかったので今日はやる気が起きず。

朝シャンしてエアコン効かせてゴロゴロして過ごした。

ソーメンがうまい。

ついでにソーメンズのライブDVDを引っ張り出して観た。

やっぱり大森さんは面白い。

二か月後にはKONARAのライブだ。

そろそろ東京に行く準備を進めないと。


七月七日 曇り→晴れ

xx山で除伐。

今日は七夕。

夜はスッキリ晴れて天の川も奇麗に見えた。

まぁ、このあたりだと夏の間はだいたい見れるけど、七夕の日に奇麗に見えるのは珍しい。

せっかくなので電気を全部消して星を見ながら焼酎を飲んだ。


七月八日 晴れ

xx山で除伐。

今日は四十度に迫る勢いだった。

あと少しで終わりそうだったけど熱中症になりそうな天気だったので、早めに切り上げた。

朝はゴブリン出てきていたので倒した。

帰ってきてから一階だけ倒して後は休んだ。

この猛暑の中頑張る球児たちはスゲーな。

まぁ、球児に限らず外のスポーツ全般で言えることだけど。

というか卓球とかバドミントンとかも風通せないからメッチャ暑いと聞いたことがある。

総体に出てる皆さん頑張れ。

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