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魔王は正義か悪か  作者: アンベル
第1章 召喚。そして…
8/33

第8話 再びステータスを確認しよう!

本日2度目の投稿です。

 俺は街へ戻り、宿屋で一部屋借りた。150ランプ(1500円)かかったが、話してる内容が周りに聞こえないように広い部屋を選んだ。魔王だということが、街中に知られたらそれどころではなくなる。1500円くらいなら安いだろう。

 俺はゴブパールを再召喚する。


「宿屋に着いたようじゃな。」

「ああ、それじゃあステータスを見せてくれないか?」

「承知した。ステータスオープン to(トゥ) ユウ」


 ゴブパールのステータスが表示される。



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 名前 賢者ゴブパールLv.2

 種族 魔物(モンスター)

 職業 賢者


 HP 26/26

 MP 5/19

 攻撃 6

 防御 8

 魔力 17

 速度 6

 精神 6


 [水魔法]Lv.3

 [火魔法]Lv.2

 [風魔法]Lv.2

 [光魔法]Lv.1

 [回復魔法]Lv.1


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 やはり、魔法系以外の能力は普通だな…。魔法系は俺なんかとは比べ物にならないくらい強いけど…。


「お前、魔法5種類も持ってたのかよ…。」

「いや、光魔法はレベルが上がった時に覚えたようじゃな。なかなかに運がいいかもしれん。それに、ご主人様(マスター)も何か魔法を覚えているかもしれんぞ…?「一致団結(チームワーク)」などという技能(スキル)は初めて聞いたが、仲間の能力の一部を得られる技能(スキル)なのじゃろう?」


 覚えているといいのだが…。俺のもステータスを見ておくか…。念のため、ゴブパールにも見えるように…。俺はゴブパールが俺にステータスを見せたのと同じように言葉を唱える。


「ステータスオープン to(トゥ) ゴブパール」


 えっと…。俺のステータスは…。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 名前 ユウLv.3

 種族 魔王

 職業 魔王


 HP 16/25

 MP 12/18

 攻撃 13

 防御 10

 魔力 18

 速度 10

 精神 9


 究極(アルティメット)技能(スキル)魔物(モンスター)創造(クリエイト)

 究極(アルティメット)技能(スキル)一致団結(チームワーク)


 [水魔法]Lv.1

 [光魔法]Lv.1


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 マジかよ…。能力がものすごく上がっている。魔法も2種類覚えているし、今ならゴブリン相手にでも無双出来るんじゃないか?


「さすがはご主人様(マスター)創造(クリエイト)された時はどうなるかと思ったが、一気に強くなったのぅ。」

「お前、なかなかに失礼なこと言ってるからな?」

「それで、明日はどうするのかの?」

「明日はとりあえず街の外へ出て、レベルを上げながら別の街でも目指そうと思う。」

「承知した。それでは、また明日の。」


 ゴブパールはそう言って、異次元へ戻っていった…。というか、自分でも異次元に戻れるのかよ…!俺にこの能力を把握させるために使わせたってことか。なかなかムカつ…賢いやつめ。とりあえず今日はゆっくり寝るとする。


 とても長い一日がようやく終わった。異世界に来て、1日目で死にかけて、この先、生きていけるのか心配だが、恐らくなんとかなるだろう。



 次の日の朝、起きてみると昨日消費したHPとMPは完全に回復していた。どうやら、1日経つと全快するようだ。部屋を出ると、宿屋の女将に声をかけられた。


「お客さん、よく眠れたかい?」

「ああ、気持ちよく眠れた。」

「それは良かった。ところで、朝食はサービスだけど、食べていくかい?」

「ああ、よろしく頼む。」


 朝食に出てきたのは、食パンとハムエッグだった。味は美味しかったが、やはり朝はご飯がいいな…。この世界に米があるのかはわからないが…。


 朝食を食べ終わった俺は、次の街に着くまでどれくらいかかるかはわからないので、食料を買いに行くことにした。そもそも、どこの街に行くのかが決まっていないのだから当たり前だ。俺は、宿屋の女将に店の位置を聞き、そこに向かった。所持金は8300ランプ(約83000円)ある。十分すぎるくらいだ。


 結局、2000ランプを使い、野菜や魚などを仕入れた。どれくらい保つかはわからないけど、恐らく一週間分にはなるだろう。料理スキルを持っていないことが不安だが、俺には魔物(モンスター)創造(クリエイト)がある。恐れるものは何もない…はずだ。最悪、道中で出てきた魔物(モンスター)を食べればいいだろう。ゴブリンでさえ、食べることができるんだ。食べれない魔物(モンスター)なんていない。

 問題は、次にどの街に行くかだな。とりあえず聞いてみるか…。


「すみません、そろそろ別の街に向かおうかと思うんですが、どこかこの辺りに大きい街はありませんか?」

「それなら、スラジオ国なんてどうだい?この国よりもよっぽど大きい国だよ?」


 そういえば、この国の名前をまだ聞いてない気がするな…。気のせいか…?


「じゃあそこにするか。」

「それならこの地図を持って行くといい。金はいらないぞ。」


 次の目的地は決まった。次はスラジオ国だ。

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