表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は正義か悪か  作者: アンベル
第1章 召喚。そして…
6/33

第6話 何か武器を買おう!

本日2度目の投稿です。

 さて、どれにしようか。とりあえず剣は使いやすいやつがいいな…。ダメだ…。見ててもどれがいいのかがよくわからない…。1度試しに持ってみるか…?


 そんなことを考えていると、カウンターの方から声がした。ゲームとかの異世界と違うところは、NPCから話しかけてくることだな。まぁそりゃそうか。


「おい、お前ここ来るの初めてか?何を探してるんだ?」

「ああ、武器屋は初めてだ。剣や防具を探しているんだが…。」

「ここは武器屋じゃなくて、鍛冶屋だぞ?ほら、武器だけでなく防具も置いてるだろ?で、どんなのを探してるんだ?」


 そうか、武器と防具の両方を売ってるところは鍛冶屋というのか…。初めて知った…。大抵ゲームだと武器屋と呼ばれているからな…。言い訳ではないが…。


「武器とかを使うのは初めてだからな。なにか使いやすい物はないか?」

「それならこのロングソードはどうだ?普通のロングソードより軽いタイプだが、性能は変わらないぞ?」


 受け取り、持たせてもらう。確かに軽くて振りやすい。これで、性能も通常通りなら結構いいだろう。


「これはいくらだ?」

「普段なら1200ランプだが、今回は1000ランプでどうだ?」

「防具も買ってくから、もう少しまけれないか?」

「そうだな…。なら、この黒のローブをつけて、1500ランプだ…。これ以上は安く出来ねぇ。」

「わかった。それで頼む。」


 通常2100ランプのところを1500ランプだ。結構値切れた方だろう。さて、装備も出来たところだし、そろそろ街を出るか。

 

「ところでお前冒険者にでもなんのか?」

「いや、街の外の方に用事があってな。」

「なるほどな。街の外ならゴブリンには気をつけろよ?1匹や2匹なら油断しなければ大丈夫だろうが、3匹以上いたら逃げた方がいい。あいつらの群れは初心者が勝てるものじゃねぇからな。」

「わかった。忠告ありがとう。」


 親切にフラグを立ててきやがった。これは本気(マジ)で注意しないと、ゴブリンの群れに出くわすな…。

 かといっても、ここで技能(スキル)を試しとかないと、後々まずいことになるかもしれない。なるべく今日中に試してみるか…。


 街の外に出ると、しばらく道が続いていた。この辺りは見通しがいいから、技能(スキル)をこっそり試すには向かないな…。少し先に森が見えるから向かうとしよう。

 

 4、5分歩くと、森に着いた。木がたくさん生えていて、草は鬱蒼と茂っている。道から少し外れたら、まず人に見られることはなさそうだ。


 ここなら大丈夫そうだな。俺は道を少し外れたところで、技能(スキル)を試してみることにした。


(魔物(モンスター)創造(クリエイト)!)


基礎(ベース)とする魔物(モンスター)を選んで下さい】



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  魔物(モンスター)一覧

 →


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



 なんか、変な声が聞こえて、変な(リスト)が見えてきた。矢印が見えて、これで選ぶのだろうということはわかるが、表にはそれ以外に何も表示されない。バグかなにかか?


 そのとき、目の前の藪がガサガサと揺れた。先程、鍛冶屋で立ったフラグを思い出す。これはヤバイな…。


 藪から出てきたのは案の定、2体のゴブリンだった。2体…。2体なら倒せないことはないか…。


 そう思った時に後ろの藪もガサガサと揺れる。現れたのはこちらも2体のゴブリンだった。


「くそ、囲まれた!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ