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魔王は正義か悪か  作者: アンベル
第2章 トルテ編 盗賊の支配する村
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第31話 VS盗賊 その2

もう6月…。

1年は早いです…。

今月こそは更新頑張ります…。



 水の中でも彼女(盗賊)は普通に息をすることができていた。


 この状況をゴブパールは冷静に分析する。


 水の中に入った途端、呼吸の仕方が変わったような気がするのぅ…。見た目は普通の人間と変わらんということは人間と魚人との子供(ヒューマノイド)といったところじゃろうか…。

 奴は水中の中でも自由に動けるじゃろう。こちらが非常に不利じゃな…。何か策を考えねば…。


 この世界の人類は大きく分けて3つに分類される。


 まずは人間。こちらは地球にもいる普通の人間と等しい。もちろん、魔法が使えるか否かという程度の違いはあるが、それくらいしか違いはない。

 次に亜人。亜人と獣人はよく混同されることが多いが、微妙に異なる。獣人というのは亜人のうち、動物的な要素を備える人間のことを指す。魚人や有翼人、有角人などもこれに含まれる。

 しかし、この世界には植物の特徴を持つ亜人も存在している。タンポポの特徴を宿した魔王や、サボテンの特徴を宿し、とある戦場で100人以上を沈めたという傭兵が有名である。

 最後が魔人だ。魔人は魔物(モンスター)の要素を含む人間のことをいう。稀に魔物(モンスター)が魔人に進化したという噂もあるが、その真偽など詳しいことは何一つわかっていない。人口も非常に少なく、一度も目撃したことのない人の方が多いだろう。


 しかし、これらの3つのいずれにも当てはまらない人たちがいる。人間と獣人、亜人と魔人など違う種族の子供(ハーフ)たちである。一般的そのような場合には血の濃さが過半数を超えた種族の子供として生まれる。

 しかし、稀にどの種族の血も過半数に達しない子供もいる。そのような子供は、人間とほとんど見分けのつかない姿で産まれ、人間もどき(セミヒューマン)または、中途半端(ヒューマノイド)と呼ばれる。大抵は産まれてすぐに死んでしまうのだが、生き残った子供は複数の種族の能力を引き継ぎ、非常に高い能力を手に入れるために恐れられた。


 肺呼吸とえら呼吸という人間と魚人の特徴を兼ね備え、さらに、結界内を水で満たすような高度な魔法を使ったことから、ゴブパールは彼女(盗賊)中途半端(ヒューマノイド)だと思う判断したのだ。


 ちょうどその頃、ユウはすでに行動を起こしていた。水魔法で作り出した水の弾丸を、盗賊に向けて撃ち放つ。しかし、盗賊はそれをたやすく躱し、自らも同じような弾丸を作り出して放ってきた。それを、ユウは避けようとするが、避けきれない。ギリギリのところで硬化スキルを発動させるが、レベルが足りなかったのか、肩が抉られてしまった。


 トルテは、今までに村から遠く離れたことがない。トルティーヤ村は、内陸部にあるため、今まで水中を泳いだことなど、ただの1度もなかった。そのため、いきなり水に飲み込まれたトルテはパニック状態に陥り、溺れかけていた。

 そんなトルテの視界に何やら赤いものが見える。血だ。すぐに直感する。自分のものではない。ユウの血だ。そのことに気づくまでにそれほど時間はかからなかった。

 そして、冷静になったトルテは自分の方に水の弾丸が数発飛んできていることに気づいた。


 これの仕業か。


 トルテはそれを全て剣で弾くと、怒りのままに盗賊の方へと泳いで斬りかかりに向かった。その動きは、高い身体スペックが活かされており、初めて泳いだどころか、大人の魚人まではいかないにしても、子供の魚人には匹敵するものだった。

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