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魔王は正義か悪か  作者: アンベル
第1章 召喚。そして…
3/33

第3話 ステータスを確かめよう!その2

本日2度目の投稿。

そういう日もあります。

 ま、魔王⁉︎思わず叫びそうになってしまった。

 魔王って何だよ⁉︎種族魔王で職業魔王ってサボりかよ⁉︎…いや、そうじゃない。無茶苦茶ツッコみたくなったが、今ツッコむところはそこではない。とりあえず落ち着け…。俺…。


「自分のステータスを確認出来たな?それでは職業欄を見ろ。勇者の者はそこが勇者になっているはずだ。」


 いや、俺の職業欄勇者どころか、魔王なんだけど…。魔王ってアレだよな…。普通勇者の敵だよな…。とりあえずこのことはバレないようにしよう。


「あっ!私勇者になってます!」

「おお!そうか!勇者の召喚は成功か!」


 どうやら、環奈(かんな)は勇者なようだ。ヤバいな…これ…。宿敵がすぐ近くにいるじゃん…。


「ところで、お主の名前は何という?」

「私の名前は結城(ゆうき)環奈(かんな)です。ステータスの名前欄にはカンナって書かれています!」

「なるほど、カンナか。カンナ、能力はどうなってる。」

「えっと…。HPが…61で、MPが19…。それ以外は全部20ちょっとですね…。」


 周りがざわつく。やはり、環奈(かんな)の能力値の高さは異常なようだ。全部の能力俺の2倍以上あるもんな…。将来敵になる可能性を考えると相当厄介だ。


「それに、究極(アルティメット)技能(スキル)…?というやつが2つあります…。」

「何と!究極(アルティメット)技能(スキル)まで持っているのか!それを持っている者は非常に稀なのだぞ!ましてや、Lv1で既に持っているとは!」


 周りが更にうるさくなる。そんなに珍しいのか…。だが、究極(アルティメット)技能(スキル)の数が同じで、ステータスは2倍ってこれ勝ち目ないな…。


「Lv1だと通常HPが20で、それ以外は5〜10くらいなので、能力値もすごく高いんですよ⁉︎」


 女王の補足が入る。なるほど、つまり俺のステータスは普通くらいな訳か。技能(スキル)を除いては。それにしても、女王がただの補足役になってるな。それでいいのか…。女王…。


「それで、残りの2人はどうだ?」

「いえ、俺は勇者じゃありませんね。」


 俺が先に答える。最後に答えるより、2番目の方が目立たないだろうし。ここで魔王だとバレたら確実に死ぬだろうからな。


「はい、俺も勇者ではありません。」


 どうやら(おさむ)も勇者ではないようだ。良かった…。勇者が2人とかどう足掻いても負ける。勝てる訳がない。


「そうか…。まぁ勇者が1人いただけでも上出来だ。すまないが、お主ら2人に伝えたいことがある。この国は小国が故、勇者以外の者を2人も養っておく余裕がないのだ。」


 おい、それにしてはこの部屋豪華すぎるだろ!この部屋の装飾品売れば2人くらい一生暮らしていけるだろ!まぁここにずっと滞在する気は初めからないけどさ…。


「という訳でお主らには外で暮らしてもらいたい。もちろん、初期資金くらいは用意しよう。部屋を借りて1ヶ月働かずに暮らせるくらいにはな。」


 そうか…。外か…。そこまで考えて1つの疑問が頭に浮かんだ。今まではそれどころじゃなくて気がつかなかった。


「外で…って、言葉は通じるんですか?俺この世界の言葉わからないんですが。」


「それについては大丈夫だ。創造主(アンベル)様がこの世界を作った時に、言語を設定するのが面倒だったらしくてな、別の世界から言語を借りてきたのだ。それが日本語だったという訳だ。」


 ん?何故創造主(アンベル)は日本語を選んだんだ?もっと他にいい言語あっただろ…。それに現代語と昔の言葉ってだいぶ違うと思うんだが…。


(作者の設定雑すぎんだろ…)


 (おさむ)が何かつぶやいた気がした。作者?設定?意味が分からん…。

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