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魔王は正義か悪か  作者: アンベル
第2章 トルテ編 盗賊の支配する村
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第28話 番外編 カンナ編 その3

なんとか書き終わったので、その3投稿します!

本日2回目の投稿なので、ご注意ください!

「この世界の執事というのはみんな直感でいつ訓練が終わるかとかわかるものなんですか?」

「勇者様のいらした世界の執事はできないのでしょうか?執事たるもの主人を待たせるなど有ってはなりません。かといって、執事にも色々仕事はあります。その程度のこと出来なければ務まりませんよ。」


 務まると思う。むしろ、出来なくても務まらなきゃおかしい。絶対、執事の人数もう少し増やすべきだと思う。この人1人で一体何人分の仕事をこなしているのだろう?


 カンナとビクトルは、通路を歩きながら世間(?)話をする。


「他には一体どんなことができるんですか?」

「主人が望むことなら何でもです。出来ないことならば、出来るようになるまで努力します。」

「すごいですね…。」

「この前、王宮にスパイが紛れてるのではないか、と噂が立ったときは大変でしたね。結果的に国に2人のスパイと4人の集団不正を行なっている人を見つけ出し、二度とこんなことが起きないようにスパイを送り込ん…」

「す、すごいですね…。」

「おっと、失礼。喋りすぎましたね。」


 とりあえずビクトルさんが人外であることがよくわかった2日目だった。勇者召喚しなくてもビクトルさんいたらなんとかなったんじゃない?


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 3日目


 今日もカンナは訓練に参加する。剣を振れば剣を振るほど、剣の腕が格段に上昇していくのが自分でもわかる。エバさんによると、まだ剣之極意(ソードマスター)の能力に適応している最中なのではないかとのこと。少なくとも、以前に見た人はもっと剣を上手く使いこなしていたとのことだ。鉄を紙切れのように切り裂いていたらしい…。それはもう人外じゃない?


 対人訓練は騎士団長と行うことになった。騎士団長の強さは普通の騎士とは格が違った。いくら剣で切りかかっても、全て簡単に受け流されてしまう。その隙に反撃をくらい、負けてしまった。

 刃がついてない模造剣なんだけど、それでも割と痛い。

 やっぱり騎士団長は強かった。


 午前の訓練を終え、一時休憩に王宮に戻る。(そのときもビクトルさんと軽く雑談をしたが、そこは割愛する)


 食堂に行き、食事をする。今日のメニューはビーフシチューにご飯だった。

 ご飯は、2日目にパンの朝食を食べて不満そうだったカンナの様子にビクトルが気づき、過去に異世界から転生してきた人たちの伝記などからお米の存在を知り、市場で見つけてきたという。

 ちなみに、普段の仕事もビクトルさんは普通にこなしていたという。ビクトルさん有能すぎる。


 食事をしていると、途中でビクトルがやってきた。


「王がお呼びです。食堂が終わり次第、お越し下さい。」


 ビクトルとともに王の間に行く。すると、そこには王とエバが待っていた。


「おお。カンナ。やっと来たか。」

「遅くなり申し訳ありません。」

「そこまで気にしなくてもよい。」

「それで、ご用とは一体?」

「おお。そうじゃ!なにやらトルなんとか村?というところに魔王が現れたらしくてな。」

「トルティーヤ村です。王様。」


 エバが補足する。


「トルティーヤ村に魔王ルーチェが現れたとの情報を入手しまして…。まだ早いとは思ったのですが、他に適切な人員もないという訳で、私と勇者様で討伐に行くことになりました。」


 どうやら3日目は長くなりそうだ。

次回はギドとゴーレムの戦いを書く予定です。

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