表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は正義か悪か  作者: アンベル
第2章 トルテ編 盗賊の支配する村
18/33

第17話 トルティーヤ村に到着しよう!

今回でようやくトルティーヤ村に到着します。

新キャラが2人登場です!

 さて、この炎をどうするか…。とりあえずゴブパールを叩き起こすことにする。ゴーレムに殴られたといっても、1発だから命には影響ないだろうし、減っているのはMPじゃなくてHPだ。ほとんど何もしてないのに、こいつのレベルが上がるのは許せない。火を消してもらおう。予定していたお礼(嫌がらせ)も兼ねて。


「おい、ゴブパール。起きろ。」


 反応がない。蹴ってみる。若干、トルテが引いている気がするが、気にしない。


「おい、ゴブパール!さっさと起きろ!」

「いきなりけが人を蹴るとは…。ご主人様(マスター)の常識はどうなっとるんじゃ…。」

「常識…?魔物(モンスター)を見かけたら普通攻撃するだろ?そんなことはいいからさっさと火を消せ。」


 ゴブパールに火を消させる。初めのうちは火をつけたのはご主人様(マスター)だから、火はご主人様(マスター)が消すべきだとか言っていたが、なら放置するかと言うと、諦めた様子で消火活動を始めた。


「はぁ…。何とか火を消し終わったんじゃが、MPはこれで全部使いきったわ…。」

「よし、消火できたんなら大丈夫だ。トルテ、村に行くぞ。」

「はぁ…。ゴーレムとの戦いのときはいい人かと思いましたが、まさかこういう人だとは…。」


 トルテはなんか失望したような顔で、俺の方を見て、黙って歩き始める。


 数分歩くと、村が見えてきた。なんか騒がしいな…。どうせあの火が原因だろうけど…。


 いきなりトルテが走り出す。トルテはとある大男の前に行くと、その大男に抱きついた。


「ギドさん!」

「おぉ!トルテ!何故戻ってきた?今お前は盗賊に狙われていて危険なはずだ…。」


 すると、大男(ギドと言っていたか?)は歩いて近づく俺とゴブパールに気づいたようだ。


魔物(モンスター)⁉︎いや、人が隣にいる…。魔物使いの類か⁉︎」

「まぁそんなところだ。」

「こちらの方はユウさんで、その隣にいるのはユウさんの魔物(モンスター)のゴブパールさんです。逃げてる途中に出会って助けてもらいました。」


 トルテが俺のことを説明する。


「なるほど、トルテが世話になったようだ…。私はトルテの叔父で名をギドという。」


 へぇ…。トルテの叔父だったのか。いきなり抱きついたりするから父親かなんかだと思ったよ。その辺は日本との文化の違いなのだろうか…?


「あぁ、さっき紹介されたユウだ。よろしく頼む。」

「盗賊に見つかると面倒だ。とりあえず、私の家に来るといい。トルテ、お前の弟のキーンもそこにいるぞ。」

「キーン!忘れてた!キーンも無事なんですね?」

 

 おい…。忘れてたって…。弟のことを忘れないでやれよ…。


「あぁ、キーンも無事だ。何故だかわからないが、盗賊はお前のことだけを狙っているらしい。キルドの行動に対する見せしめなら、キーンも狙われるはずなんだがな…。まぁ狙われないに越したことはない。」


 俺たちは、ギドに案内されて家に入っていく。念のため警戒しているが、敵らしい気配はないから恐らく罠ではない。大丈夫だろう。


 俺たちは、ギドに案内されて部屋に入っていった。割と綺麗な洋風の部屋だ。中央には大きなテーブルが置かれていて、その周りに計8脚の椅子が置かれている。その内の1脚には1人の少年が腰掛けて本を読んでいた。金髪の少年で、顔には幼さが残り、可愛い系の印象だ。12か13歳ぐらいだろうか。


 その少年は、トルテの顔を見ると、難しそうな本を置き、トルテの方に駆け寄った。


「お姉ちゃん!無事だったんだね!」

「あぁ、大丈夫だ。キーンも元気そうでよかった。」


 トルテはキーンよりも落ち着いているが、顔はとても嬉しそうだ。


「ところで、そこの人は誰?隣にいるのは魔物(モンスター)だよね?」

「こちらの方がユウさんで、その隣の魔物(モンスター)がゴブパールさんだ。途中で助けてもらった。」

「へぇ、ユウさんっていうんだ。魔物使いなんて珍しいね♪初めてみたよ!」

「確かに冒険者以外ではまずありえない上に、冒険者でもかなり稀な職業ですからね。」


 魔物使いってそんなに珍しいのか…。魔王よりは珍しくないだろうけど…。それなら、これからなるべくゴブパールは異次元にしまっといた方がいいかもな。


「ねぇねぇ、ユウさんって何ランクなの?」


 ランク…?何の話だ?


「それ以前にご主人様(マスター)は冒険者ではないぞ。キーン殿。」


 ゴブパールが代わりに答える。そうか、この世界の冒険者にもランクというものがあるのか。詳しく聞いてみよう。


「あぁ、俺はただの旅人だ。ところで、冒険者のランクというのはどういうシステムなんだ?」

「へぇ、魔物使いだっていうから冒険者かと思ったよ。冒険者のランクっていうのはGからSランクまであって、一応その上にSSランクっていうのがあるんだって。だけど、SSランクに認められた人は今までにエヴァンゲルドさんとガスパールさんしかいないみたいだよ?まぁ、それも何百年も前の話らしいから、今はいないんだけどね?」


 なるほど、エヴァンゲルドにガスパールか。これが何かの小説だと絶対後々出会うことになるパターンだな。気をつけなければ。

なんか重要そうな人物の名前が明らかになりました。忘れてなければ、だいぶ後に登場する予定です。忘れてなければ(2回目)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ