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呪文0 プロローグ
この小説は一部流血シーンなどがあります。
苦手な方はご注意ください。
暗イ 暗イ 闇ノ底
深イ 深イ 霧ノ中
水ノヨウニユックリ流レルノハ……赤イ血。
「なぜだ!? なぜ………私を裏切った!?」
「おまえにも分かるはずだ! なぜ分からない!? …いや、分かろうとしないだけか?」
「お前は間違っている! こんなことしても、なんの意味も無い!!」
「だまれっ!! 邪魔をするなら……お前も!!」
幸せだった。二人でがんばってきた。たとえあの子に認められなくとも……。
私は、このままでいいと思っていたのに。
だが、彼女はちがった。狂おしいまでに力と……認められることを望んでいたのだ。
ドサリ、と音をたてて倒れる二人。その、私の手には…
闇の雫が にぎられていた………。
素人丸出しの小説ですが、読んで下さってありがとうございます。リアルが忙しいのですが、頑張って続けるつもりです。これからもよろしくお願いします。
ちなみに、この小説、「やみのしずく〜こうあんメモリィ〜」と読みます。読みにくくてすみません。