第2話
ひらいて頂きありがとうございます。
教室の前にたどり着いた。
それにしても廊下は長かった。まぁ、魔法学校にはそこらの大学並みの施設があるので当然と言えば当然なのだが。
「はぁー、やっとついたぁ」とは河野さん。
「ホント、長かった」これは俺。
ん?教室から何か聞こえる。
「ふざけんじゃねえぞ!!」
んん~?これは関わらない方がいいかな?教室で何が起きていようと悪い方にしかころばない気がする。
ガラッ。 扉が開く。
でてきたのは学生。名前は知らない。
「おや?河野くんじゃないか。」
これはその学生。
「西村、なんであんたがここにいんのよ。」
河野さんが嫌そうに言う。
どうやら学生は西村というらしい。
「ふむ、なんで、とはどう言う意味だい?ぼくは魔法を学ぶ者だ。ここにいるのは当然だろう?」
「そうじゃないわよ。なんであんたなんかがB組にいるの、って聞いてるのよ。たしかあんたの名前なんて名簿になかったはずだけど。」
「はん、当然だろう、この僕がB組なんてところにいるわけないじゃないか。」
クラスは順位で分けられる。上から順にS、A、B、C、Dの五つだ。
今回のクラス分けは入試のときの順位だが自分の能力を隠しておきたい学生もいるので完璧に正確とは言いがたい。
かくゆうおれもその1人だ。
能ある鷹は爪を隠す、ってね。
だけどいまの言葉にはイラッときた。
「B組なんて、とはどう言う意味かな?」
「む?誰だい君は。知らないようだからいっておこう。僕に話す時は敬語を使うように。ぼくはクラスAの人間なのだから。」
うわ、嫌な奴だ、こいつ
しかも質問にこたえてねぇ。
「ああ、そりゃぁすまなかったね。ただ俺は君を尊敬なんてしてないからね、敬語を使う理由がない。もう一度聞く。B組なんて、とはどう言う意味だ?」
「理由がない?何をいってるんだ君は?理由は明白じゃないか僕はA組の人間で君はB組の人間。レベルの低いB組の、ね。これ意外に理由が必要かい?」
イライライライラッ
こいつうざっ
「弱ぇくせにいきがってんじゃねえよ。」
あ、本音もれちゃった。
「いまのセリフは聞き捨てならないな。僕にかてもしないような奴が何を偉そうに。だが寛大な僕は君との決闘の場を設けてやろう。 君、僕と決闘しろ。」
つくづく面倒くせぇな。
ホントは決闘なんてしたくないんだけどこうなったらしょうがない。
徹底的に叩きのめしてやろう。
「しょうがねぇから受けてやるよ。んで負けろ。そして謝れ、B組の人間に。」
「ちょいと待った、お2人さん。決闘、すんのか? 」
教室の方から声がした。見ると1人の生徒がこっちに話しかけている。
「誰?」とは俺
「君とは話してないよ。話に割り込まないでくれたまえ。」とは西村。
学生が言う。
「俺は風見 誠一。お前は?B組の生徒か?」
俺にいっているらしい。
「そうか、はじめまして、おれはB組の細波 祐也だ。以後よろしく。B組を馬鹿にされたからイラっときて叩きのめしてやろう、って思ってるんだけど、何の用かな?」
「話の邪魔をしたのは悪かった、ただ、俺としてもそいつがやられるのは嬉しいんだ。心置きなくやってくれと言いたかったのさ」
「ああ、そういうことか、そういうことなら、任せろ。勝手ですまないがB組の一員としてこいつを叩きのめしてやるよ。」
「ちょっと待て、お前たち僕が負けると思っていやしないかい?Aの僕が、Bの奴に。」西村くんが何か言い出した。
そういえばこいつさっきから口を開けばAだのBだの、クラスコンプレックスかよ。
「それでは、魔法空間で決闘、ということでいいかな。僕は先に行ってるよ。君もすぐにきたまえ。まぁ遅くてもとやかく言うつもりはないから安心したまえ。」
そう言うと西村くんは自分に魔法をかけ、もの凄い勢いで去っていく。あれはきっと風属性の魔法だな。風は速度を司るから。
でも俺まだ返事してないんだけど。
それに正直面倒くさい。決闘が、じゃなくて、魔法空間室まで行くのが。
だって遠いんだもの。
「はぁ」
ため息をつく俺に風見くんが言う。
「かけてやろうか?風魔法。」
俺はその言葉に頷いた。
今回文が滅茶苦茶な気がします。
決闘は次回、ということで。
とちゅうから河野さんがでてこなくなったのは見逃して下さい。
3人以上の会話難しい。誰が誰かわからない。
がんばります。