表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死んでから冒険  作者: トカゲ
死からの一歩編
9/92

見回りシスター

初めてちゃんと女性キャラが出ます。

そして今回はその女性キャラ視点で話が進みます。

考えてみたら今までおっさんしか出てなかったもんなぁ・・・




私の名前はマリアンヌ、聖エルモア学園で聖魔術を教えているシスターです。

自慢はこの国では珍しい黒髪でしょうか、手入れを欠かさずにしている黒髪は腰まで伸びています。


私は今、町の見回りをしています。

なんで見回りなんかしているのかというと、最近生徒のたて笛が市場に出回っているという噂が流れているからです。

清き乙女のたて笛には一部特殊な人間の魔力を回復させる祝福が付属されるという伝説があり、それを何処からか知った人間の仕業だと思われます。


生徒達からは盗難届は出ていないので、今まではただの噂だと思って放置していたのですが、ミンシアのたて笛が新品になっているのを見て確信したのです。

ミンシアは天真爛漫な良い子なのですが・・・なんといいますか、元気過ぎるのです。

彼女のたて笛には小さい傷が沢山付いていたのですが、先日見た時、たて笛には傷一つ無かったのです!

買い換えたのかとも思ったのですが、ミンシアは買い換えてはいないと言っていました。

彼女はこんな事で嘘をつく子ではありません。

それが気になった私は何人かのたて笛を見せてもらいました。

明らかに新品のたて笛と思われる物が何本か見つかり、生徒に買い換えたのかと聞いても返事は全員『買い換えてはいない』でした。


これだけで市場に盗まれたたて笛が出回っているとは言い切れませんが、ただの噂で終わらせる事が出来なくなってきたのは事実です。


そこで私は学園長に相談をして、教師達の街中の見回りを提案しました。

私は絶対に犯人を捕まえてみせる!


私は気持ちをより一層引き締めて街中の見回りを始めました。

待っていなさい笛泥棒!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ