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死んでから冒険  作者: トカゲ
死からの一歩編
7/92

お買いもの

もう、迷走しまくりだよ!しかも短いなこれ!


毎日面白い小説更新してる人の頭の中が見てみたい。

きっと凄いんだろうな。

腕とかも6本くらいあるに違いない。

ワイルドボアを倒してから2日が過ぎた。

俺は今、絶賛引きこもり中だ。


どうにも生き物を殺した事から立ち直れていない。

いや、もちろんワイルドボアがデータなのもやらなきゃこっちが死んでたってのも分かるんだけど、割り切れないんだ。


俺がいるこの世界はリアルさを追求した珍しいタイプの魔法世界だ。

他の世界だと、ダメージを受けても痛みが殆ど無かったり、倒したモンスターは光になって消えたりするらしい。


しかし俺が今いる世界はそんなに優しくない。

痛みは若干ある程度だが、倒したモンスターは消えないし、血反吐とかも普通に吐き出す。

殴った時の暗色も、モンスターがこちらを睨んでくる感じもやけにリアルなのだ。


部屋の外ではプレイヤー同士の喧嘩が日常茶飯事、宿の外では値引き交渉で盛り上がってる。

そんな中俺はベッドに包まっている・・・と。

このままじゃいけない。確かに戦闘は怖いが、このままだったらこの世界を選んだ意味がないのだ。

ベッドに引きこもるんだったら生活サービスが充実している現代風の世界か近未来風の世界のサーバーに行った方がいい。

だけど俺は剣や魔法、モンスターと戦うのに憧れてここを選択したはずだ。

俺はベッドから立ち上がり装備を付けて2日ぶりに宿から出る事にした。


「さて、回復アイテム揃えてちょっと狩りにでも行ってみるかな。」


・・・


「らっしゃーい。牛乳、牛乳はいかがですかー?安いよー!」

「やきいもいかがっすかー」「忍び包丁いかがっすかー!浮気された時に取りだせば効果バツグン!いかがっすかー」


市場には様々な生産職の方々が露店を開いて叫び声を上げている。

しかし、回復アイテムの種類が酷い。NPCの店では赤ポーションとかだけだったのに露店には牛乳やらあんパン等、明らかに回復アイテムじゃなさそうなのが回復アイテムとして売られている。

しかも回復量が赤ポーションより多い。空腹も抑えられるし、すごいなこれ。


取りあえずドラヤキと牛乳を2つずつ買って回復アイテムの補充は完了。

日も暮れはじめたので今日は露店を見て回って帰る事にした。


「美少女の使用済みリコーダーいかがですかー。MP80回復の優れ物ですー!」

「装備素材のセールやってますー!見っててなー!」

「妖精の羽衣で作ったブリーフ!一品物です!値段は15万!お早めに―!」


・・・個人的にはリコーダーが気になるな。やっぱり舐めて回復なんだろうか?

使い捨てなのかな?ってか美少女ってどんなだ、気になるじゃないかこの野郎!

買うべきか?いや、まずは現物を見てみないとな、うん。


俺はリコーダーを売っていると言っていた露店に行ってみる事にした。


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