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死んでから冒険  作者: トカゲ
続・血の森編
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55/92

番外 ウイルス防衛室レポート

勢いだけで書いて後で後悔するのはこれで何度目だろうか・・・


触手スライムの正式名称は【メンタラー】という。

これはこの世界のモンスターというか、データではない。

これは死後の人類データ化サービスが開始された当初にハッカーが送り込んだウイルスの一種だ。

どこの世界にも存在し、常に進化を続けるため完全に消去することができない存在だ。


メンタラーは知能がある生物に寄生し感情の一部を増幅させる。

4種類のメンタラーが存在し、それぞれ喜怒哀楽のどれかの感情を増幅させるウイルスだ。

メンタラーは短命の為、大体1~2週間で効果は切れるもののその間は治すすべがない、非常に厄介なウイルスだ。

しかも寄生されていた時の記憶はハッキリと残るため後でかなり人間関係がギクシャクする事でも有名だったりする。


今回ブラッディフォレストで冒険中だったプレイヤー【ガンツ】を襲ったメンタラーは怒の感情が増幅される種類だった。

あのまま寄生されていたらガンツは怒りに我を忘れてムドウフを襲っていただろう。


そして、死んで生き返ったとしてもメンタラーが寿命を終えない限り離れる事はなかっただろう。

死んでアウロラに戻った後も怒りによる暴動が起こっていたと予想される。


死んだブラックバッファローからメンタラーが離れたのはそのブラックバッファローが生き返る事はなく、ただのデータに還る存在だったためだろう。

これは新しい発見だ。

今回のメンタラーの行動記録は分析して今後の対策に役立てたいと思う。


ウイルス防衛室顧問 橘 大輔



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