死んだ先
転生系とかネットゲームに閉じ込められる感じの小説って面白いですよね!
そんな思いが溢れだしました。その結果がこれです。
まぁ、正直に言うとすでに終着点が見えてないのですけれども。
霧に包まれちゃってますけれども!
なんていうかね、頑張るので!頑張りますので!
そんな感じ。
みんなは死後の世界と言う物を信じるだろうか?
信じる信じないは関係ないが、俺は今、死後の世界の一歩を踏み出した。
・・・
2332年、死後の世界のサービスが開始された。
これは脳味噌を医学が完全に解明して記憶を管理できるようになったのがきっかけだ。
記憶を病院に保存して、死んだらそれを電子の世界に移す。
これにより人は料金を払い続けている限りだが、永遠の命を手に入れる事に成功した―――
・・・
2335年 白い部屋
まぁ、今の俺が本人なのかっていえば、どうなのか分からないが、俺自身は自分の事を自分と認識してるし、これはこれで良いと思っている。
うーん、言っちゃえば残留思念みたいなもんなのかもしれないな、今の俺。
そう、俺こと源 元撤はさっき死んで今目覚めた所だ。
俺は25歳で死んだらしい。
死因は交通事故、なんか上から降って来た花瓶を避けたらスリップした車の前に飛び出した形になったらしく、そのままグチャリ・・だそうだ。
そんな俺の見た目は18歳の頃のものだ。
身長は170㎝で髪はショートの白髪で目は水色。
こんな日本人離れした見た目なのは死んだ際に死後の世界の見た目を設定で弄っているからだ。
この機能は老衰で死んだ人等が快適に死後の世界を過ごすために必要と言う声が多かったため付けられたサービスだったりする。
俺にとってはただのオシャレ機能でしかないけどな。
全ての設定が終わると目の前に4本の道が出現する。
死後の世界は大きく別けて4種類の世界に別れていた。
近未来世界、現在世界、過去世界、魔法世界だ。
勿論これは大きく別けただけにすぎない。過去世界だけとっても西部劇風だったり、白亜紀だったりと、数多くの世界が存在している。
生きている内に4系統の世界を予め決めて、死んだときにその4つの中から世界を選ぶというシステムだ。
俺は生前25歳、そしてゲームが大好きだ。
働く時間と飯、風呂、睡眠以外はゲームをしているくらいのゲーム好きだ。
そしてRPGが大好きだ。
つまりあれだ、俺が選ぶ世界は必然的に魔法世界になるわけだ。
好きな物は好きなんだから仕方ないじゃないか!