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千紫万紅のパシスタ 累なる色編  作者: さくらのはなびら
十五歳 浅草サンバカーニバル
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コミサォン

 浅草サンバカーニバルに向けて、メンバーは徐々に慌ただしくなってきた。


 チームが設定したパート練習やエンサイオは揃える場となってきていて、個人やアーラ単位の練習は自主練に委ねられる。

 衣装作成もそろそろ着地が見えていなくてはならない頃だ。

 例年ギリギリまで最終調整をするから、早く完成形に近づいているに越したことはない。必要な素材の買い出しにも行かなくては。


 コミサォンの練習も密になってきた。

 スペシャルゲストの参加はまだ未定だが、六人とは干渉しない、象徴的なポジションになるようだ。

 六人のパフォーマンスの完成を進めるのに支障はない。

 衣装も揃いだから一緒に作るのが効率が良い。


 空いている時間を工夫しながら練習し、衣装を作り、必要なものを買いに行く。

 六人で一緒にいる機会が増えた。男女も年齢もバラバラで、なんだか楽しかった。


 練習し、調整のため話し合い、また練習する。それももちろん楽しいのだけど、時間帯によっては練習終わりにラーメン食べに行ったりとか、演出の研究と銘打ってみんなでディズニーいったりと、半分遊びのような部分もあった。


 ミツバはいつもクールで淡々としてるけど絶叫系が苦手だったり。

 るいぷるがパレードでチップとデールが撃っていた水をもろに被っていたり。

 ウリがラーメン屋さんのチャレンジ大食いメニューを制覇していたり。

 衣装や山車の制作で、アキが作成した箇所全部ハルに直されてたり。

 ハルがいつもイベントや練習遅れてくるのは合理性に偏ってるからだと思ってたけど、お出かけの約束にも遅れて来て、そもそも遅れるのか! って思ったり。


 みんなのいろんな一面が見られたり、思い出の一ページがたくさん増えた練習の日々だった。


 わたしも、ディズニーのパレードで大声でキャラクターを呼んでみんなにびっくりされた。

 普段何方かと言えばクールな印象を与えているだろうから、ちょっと意外だったかな?


 もちろん、遊んでばかりではない。

 時間が足りないとなれば、どのような場面でも工夫して練習したりする。


 コミサォンでは簡単な山車を使う予定があるのだが、その材料を買いに行きがてら、ホームセンターの駐車場で山車の稼働チェックがてらの練習を警備員に見つからないようばたばたとやったのは、お店には申し訳ないが、妙に盛り上がってしまった。



 アキもウリも、ハルまで、大人だし責任ある立場なのにみんな子どもみたいだった。

 クールなミツバもテンションおかしい時あるし、そもそも慮外理外のるいぷるなんてもはやどうにもなりはしない。


 サンバには、大人を子どもや学生時代、青春時代に戻してしまう力があるのかも。

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