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千紫万紅のパシスタ 累なる色編  作者: さくらのはなびら
十五歳 ふたりのルイ
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祭りのあと


 もう二週間も経っていた。


 準備に練習にと、本番まではあっという間だった。


 だから、終わったら少しは落ち着くかなと思っていたのに、気づいたら終わってから二度目の週末を迎えていた。

 そして、過ぎた日数以上に、あの日はもうだいぶ過去のような気がしていた。


 やり切ったが故のイベントロスだろうか。

 呆けている場合ではないと言うのに。


 イベント後は、わたしだけでなく受験組は受験勉強に特化していた。

 パシスタとしてわたしが立てたハイーニャ計画として見たって、まだ半ば前である。燃え尽きている場合ではないのに。


 あのイベントは楽し過ぎた。充実感を感じ過ぎた。

 だから満足しそうになる自分を、必死に鼓吹した。

 ふと楽しかった思い出に浸りそうになる自分を、必死に叱咤した。


 楽しかったからこそ、これからもサンバを引き続き楽しむために、もっと楽しむために、そして目標を達成させるために。サンバ以外のすべきことも頑張らなくては。


 気合を入れ直し、問題集を解くペースを戻す。

 今は夜の十一時。今日はもう少し頑張ろう。



 数時間前、休憩を兼ねて飲み物を買いに外に出たら、大きな月が夜道を照らしてくれていた。


 今はもう、あの月は空の高いところに行ってしまい、あれほどの大きさでは無くなってしまっているだろうが、きっとまだ夜空を照らし続けてくれているはずだ。



 同じ空の下で、同じく頑張っているであろう仲間たちと友人たちを想った。

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