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千紫万紅のパシスタ 累なる色編  作者: さくらのはなびら
十四歳 コミュニケーション迷子
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おみやげ

 忘年会では、ディズニーのお土産を配った。

 全員用には大きい缶に入っているクッキーを買ってきていた。

 加えて、十代に満たないクリアンサスのえな(元木恵那(もときえな))ゆかり(三田村祐香里(みたむらゆかり))、シオ(鹿間史織(しかましおり))、ナオ(遊佐奈緒(ゆさなお))には缶に入ったシールをあげた。


 みんな無邪気に喜んでくれた。良かった。


 十代メンバーのわゆ、ゆう、みー、みこと、ひい、ほづみにはキーチェーンを選んだ。

 これにはかなり悩んだ。

 基本はメインキャラクターだろう。

 しかし、特有のキャラ好きと言う人も多い。確か昔ゆうはチップとデールが好きだと言っていたような気がするし。

 取り合いにはならないだろうが密かに諦めたりガッカリしたりはされたくない。逆に人気がなく最後まで残されたものをもらうみたいな状況も作りたくない。

 いっそ全部同じにすることも考えた。こちらにはみんながお揃いのチャームをつけたら良いなと言う思惑はあるが、それでも全く同じと言うのは嫌だと思う人がいるかもしれない。

 そこで、一緒に行ったメンバーにも訊きながら、メインキャラクターや人気キャラクターを中心に八種類をふたつずつ買ってきていた。そもそもひとつの金額が高いので、かなり辛い。早くお年玉で回復させなくては冬休み何もできなくなる。


 みんなはわいわい言いながら選んでいた。


 ゆうはやっぱりチップとデールだ。


 みーはスティッチとプーさんで悩み、スティッチを選んでいた。


 わゆは意外とグーフィが好きらしい。覚えておこう。

 グーフィには申し訳ないが、これは外しても良いかなと思っていた。入れておきなと言ってくれた亜里沙には感謝だ。


 ほづみとひいは姉妹でお揃いであることが優先らしく、ドナルドとデイジーを選んだ。

 ふたつずつあるので全く同じにもできるのだが、そこは少し差異をつけたいらしい。


 みことはプーさんだ。

 人気キャラだから最初は遠慮していたようだが、どうやら取り合いにはならなそうだと判断したようだ。


 見事にみんなバラバラで、被るかもとの思いは杞憂だった。

 また、意外にもミッキーとミニーは選ばれなかった。遠慮があったとしたら少し寂しいが、喜んでくれていたように見えたから、それも杞憂だろうか。


 わたしは遠慮なくミッキーにしようかな。みんなどこかにつけてくれると良いな。



 ミニーはジアン用のお土産のトートバッグに付けて贈ろう。

 渡せる機会はいつになるだろうか。仕事が忙しいのか、ハロウィンにもクリスマス兼忘年会にもジアンの顔はなかった。


 ジアンの現在の住まいは職場の近くにマンションを借りているため、練習の時などは電車でこちらまで来ていた。


 ジャック(弧峰若人(こみねわかと))に渡しておく? 


 ジャックはジアンのお父さんだ。『ソルエス』創設者のひとりで、夫婦ともにメンバーだ。


 商店街ではパン屋を営んでいる。

 最近は奥さんのチカ(弧峰誓子(こみねちかこ))の体調が良くないらしく、イベントや練習の参加率は低い。今日は来ているが顔を出したと言った態なので、そろそろ帰ってしまいそうだ。


 ジアンは年末年始には実家に帰るだろうから、ジャックに託しておけば渡してもらえると思うが、帰ってくるならやっぱり会いたかった。直接渡すことにした。


 実里にもクッキーに加えひとつ選んでもらおう。

 それでも余っちゃうな。それはそれで、良い記念になるなと思った。

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