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千紫万紅のパシスタ 累なる色編  作者: さくらのはなびら
十四歳 コミュニケーション迷子
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穏やかに暮れていく年の瀬

『ソルエス』のハロウィンは希望者が順番にステージでショーを行い、演者以外は観ながら飲食を楽しむスタイルだ。


 わたしはジル、ヒトミと一緒にアイドルユニットの完コピをやった。

 カラオケなどで歌うのは好きだったが、踊りながら歌うのがこんなに大変だったとは。今後はアイドルの口パク疑惑があっても寛大になれそうだ。


 出番後はみーとゆうとアイドルの話をした。

 みーは大人しいが意外とアイドル好きだったらしい。ゆうは韓国のアイドルが好きなのだそうだ。



 クリスマスは家族で過ごした。

 ママがごっつい七面鳥を捌いてくれた。美味しかったけどそれ以上に、細いママのどこにこんなにバイタリティがあるのだろうと驚いた。

 ソータも負けじと八時間もかけてスペアリブを作ってくれた。オリジナルのソースが掛かっていて、これに時間をかけていたようだ。

 ママ、ソータ、それぞれと話す機会は多いが、三人でたくさん話したことは今まであまり無かった。ママのいつもと違った面も見られた気がする。



 冬休みには亜里沙、愛菜とディズニーに行く予定を立てた。

 今年のうちならまだ受験組にも余裕がある。部活組も休みの者も多い。進級して忙しくなる前に、他のみんなも誘って行こうと提案したのはわたしだ。実際にクラス中に声をかけてくれたのは亜里沙だが。


 都合のついたメンバーは総勢七名。中にはあまり話したことのない子もいた。

 ディズニーは特有のはしゃいだ雰囲気がある。

 行きの電車の中で既にテンションは高かった。入場前に『ボンボヤージュ』でお揃いのカチューシャを買い、みんなで身につけて写真を撮った。


 一日中ほとんど休まずにはしゃぎ回り、帰りの電車は途中まで同じくディズニー帰りの客で揉みくちゃにされながら、乗り換えのある降客の多い駅で奇跡的に全員座れて、たくさんのお土産を抱え、カチューシャをつけたままメンバーは地元の駅に着く頃にはほぼ全員眠ってしまった。愛菜が気付いてみんなを起こしてくれなかったらどこまで行ってしまっただろうか。



『ソルエス』のクリスマスパーティは、忘年会を兼ねてクリスマス当日より後、みんなが忙しくなる年末前に、『ソルエス』初代代表の中華料理屋で行われた。

 かなり広い店舗を終日貸し切って、軽くクリスマス仕様に飾り付け、料理は中華に限らず、ケーキなども出される。

 パフォーマンスなどはせず、終始飲食と歓談の場となる。

 近しい誕生日のメンバーをまとめてお祝いしたりして、かなり盛り上がった。


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