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千紫万紅のパシスタ 累なる色編  作者: さくらのはなびら
十四歳 コミュニケーション迷子
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チャレンジは成功? 失敗?

 もはや妄想でしかないような思考を巡らせてたらハルがスタンバイエリアへの移動を告げにきた。

 簡単な士気高揚の一言があり、掛け声の後周囲とハイタッチをするノリがあるのだが、わたしは誰ともハイタッチできなかった。



 あれあれあれ。

 大丈夫だよね?

 わたし、避けられてない、よね?



 パレードはいつの間にか始まり、いつの間にか終わっていた。


 何にも覚えていない。


 パフォーマンスは身体が覚えているから、半分無意識で踊ったとしても、普段練習でできていることは充分にできたはずだ。

 なんとなく、いつもと同じ程度の歓声を浴びたような記憶もある。

 でも、とても集中できていたとは言えない。

 きっとところどころに甘い部分があった。

 後でママに怒られるのは覚悟しておかないと。


 この後はステージも控えている。

 まずは動揺を抑え、集中しよう。


 こんなに簡単にメンタルが乱れてしまっては、とてもハイーニャなど務まらない。

 メンタルトレーニングも自己向上計画に組む必要がある。


 それ以上に、誰ともハイタッチできないような奴がハイーニャ?

 こっちをなんとかしないとハイーニャどころではない。


 考えれば考えるほど情けなさが込み上げ、なんだかドキドキしてくる。



 いやいや、まずは目先のステージでしょ。


 動揺したままじゃさっきのパレードの二の舞になる。

 集中集中……わたし、嫌われてないよね? ……あぁっ! ダメ! 余計なこと考えちゃ……集中! 集中‼︎




 振り返りノートは今回もボリューム満点だ。情けないことに。

 ステージは集中を切らさず、踊り切れたと思う。

 だけどすごく疲れた。

 集中することに全神経を使い過ぎたのだろう。これではとても長時間は持たない。

 長いパレードや、何度も出番のあるショーでは限定的な活躍しかできなくなる。

 わたし、下手したらレベル下がっているんじゃ……。


 そうまでして心を砕いているチームワーク、人間関係、わたしの人格については、特に進捗しているとは思えない。

 一応チャレンジめいた動きをとったところは評価できるか?

 成否はよくわからなかったけれど。



 はぁ、なんかすごく疲れた。


 考えても良いこと全然浮かばないし、今日はもう寝よう。

なんで、みんなが簡単にできることが、できないんだろう。


 悔しいよう。

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