686/724
バスケットボールクラブ 9
「ふん、良いじゃない、やっぱりあの二人は鍛えがいがあるわね」
「嬉しそうですね、監督」
そう監督に言うのは六年生でバスケットボールクラブキャプテンの陣内纏である。
「そう言う纏だって嬉しそうじゃないの、智代にエースを譲ったけど、実力で見ればアンタと智代に差はそんなにないわよ、アンタが引退するまでアンタがエースでも良かったんじゃない?」
「私は今年で初等部でのバスケは最後ですから、それに今の内に智代にはエースとしての重圧に慣れてほしいですからね、智代がエースだからこそ空も闘志を燃やしてディフェンスに磨きが掛かってますし」
「アンタも嬉しそうじゃないの」
監督の言葉に纏は笑みを浮かべるのだった。
監督とキャプテンからの期待が高い智代と空です。
本編の魔王様も面白かったらブクマと評価をよろしくお願いします。
読んでいただきありがとうございます。




