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辻斬り
「躱した?」
男は驚くが何かの間違いだと思い再びイゴールに斬りかかるがこれも難なく躱される。
「馬鹿な」
「お前の刀なんて遅すぎるんだよ、そんなんで俺に斬りかかるなんてな」
「黙れ、お前の血肉を大人しく我が愛刀に捧げろ」
「俺の血肉だと? 何が目的だ?」
「我が愛刀が求めておる、生きた人間の血肉を、今宵の馳走は貴様の血肉だ」
(何だ? あの刀、妖刀か何かの魔道具の類か?)
イゴールが考え事をしていると男は再び刀で斬りかかるのだった。
イゴール、辻斬りと戦う。
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