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実験好きな先生
和久井すみれ、清涼女子学園の理科を担当している先生である。
理科の時間で実験の時間が彼女にとっては一番の楽しみである。
何故なら班ごとによって色々な結果が出るからである。
「山岡先生、ありがとう、運ぶの手伝ってもらって」
「いえ、ちょうど暇だったから良いですよ、でもこれ何が入ってるんですか?」
山岡先生が持っている箱は厳重にガムテープで止めてあった。
「ああ、それね、家で実験してたら、ちょっとね」
「あー、そうですか」
山岡先生は和久井先生の言葉に何かを感じたのか、それ以上は何も言わなかったのだった。
当然箱の中身も見なかったのだった。
おはようございます、「私の中に突然現れた存在、だがそいつのおかげで私は手遅れにならずに済んだのかもしれない」という異世界恋愛の短編を昨日投稿しました。
良ければどうぞ。
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