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裁き 17
「いるのか? 彼女と同じ存在がこの場所に」
「ああ」
霧矢の問いにレイアは頷いて答える。
「僕達は和葉と同じ幽霊の存在を見る事ができる、こいつと初めて会った時にもいたよ、こいつの周りにたくさん、さっきの和葉と同じように黒いオーラを纏っている幽霊の姿がな」
「マジかよ、いや、その嬢ちゃんでも悪霊になっちまう事態になったんだ、こいつに殺された他の被害者が嬢ちゃんと同じようにならないなんてありえない話じゃないか」
田淵に同意するように他の者も頷くのだった。
和葉のような者が他にいても不思議ではない。
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