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裁き 16
「彼女は彼に恨みを抱いている、それは彼に殺されたんだから当然と言えば当然の事だ」
「ああ、それはわかりきってる事だ、今さらそれがどうしたって言うんだ?」
「わからないかい? 刑事さん、彼が殺してきた人間は彼女だけじゃない、他にもいる」
「だから今さらそれが何だって言うんだ、ん? おい、ちょっと待て、まさか!?」
深見と海東の言葉で田淵も何かに気づく。
「もしかして、いるのか? 彼女以外にも、今この場に」
霧矢も何かに気づくのだった。
他にもいる別の存在。
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