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人間界の食事 10
「次は、これですね」
「何だこの細い棒みたいな物は?」
「パスタという料理の麺ですね、先程食べたグラタンに使っていたマカロニもこのパスタと同じものですよ、これを沸騰した鍋の中に入れますね」
イゴールは沸騰した鍋に麺を入れて時間が経つと麺が柔らかくなる。
「そろそろですね、一本どうぞ」
イゴールに麺を一本渡されたレイアは口に入れる。
「おお、最初あの固かった棒をどうやって食べるんだと思ったが、こうすれば柔らかくなって食べられるんだな、でも味はあまりしないぞ」
「ええ、これだけでは食べられないのでこれを麺の上に掛けるんですよ」
イゴールはもう一つの煮込んだ袋を切り麺の上に掛けるのだった。
実話の冤罪事件の動画を見て何の制裁もされなかった当時の警察官達に何かしらの罰が当たってほしいと思って書いて投稿したのが「この世で払わなかったツケは、あの世で払われる」という短編です。
本編の魔王様も読んでいただき胸糞な気分を忘れてブクマと評価をお願いします。




