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人間界の食事 2
「ハンバーグと呼ばれる肉料理ですよ」
「ハンバーグ?」
「とても美味しいですよ、さあどうぞ」
レイアはナイフとフォークを手に取りハンバーグにナイフを入れる。
「何だこれは、物凄く柔らかいぞ」
レイアの世界での肉料理は大抵切った肉を焼いたものがほとんどなのでハンバーグはレイアの知る肉料理よりも明らかに柔らかかったのだ。
「ただ柔らかいだけじゃなく弾力もあり、口に入れて噛んだ瞬間に肉汁が口中に広がる、何よりこの掛かっているソースが甘みもあって少しの辛みもあるけど、ちょうど良い具合にバランスが取れている、こんな肉料理が存在したのか」
ハンバーグのあまりの美味しさに気づいたらあっと言う間に食べ終えていたのだった。
一話しか投稿しなかったから代わりに短編を投稿しました。
本編の魔王様のブクマと評価もよろしくお願いします。
 




