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彼は決断する
「何だこれは? 何か街のようなものが見えるが」
空間には別の街の風景が映し出されている。
「もしかして、この空間を通るとこの映し出された景色に移動するのか? と言う事はこれは別の世界の入口なのか?」
可能性の話でしかないがもしそうならイゴールは行ってみたい気持ちが強く出るが足を止める。
「もし、ここを通って別の世界に行ったとしても向こうからこっちに戻って来るとは限らない、もしかしたら一度通ったらもう二度とこの世界には帰って来れないかもな」
もし戻れなかった場合、もう魔王達とも飲む事はできなくなってしまう。
イゴールは少し考える。
「よし決めた、入るか」
彼は決断するのだった。
今年も残り三日を切りました。
本編の魔王様も面白ければブクマと評価をよろしくお願いします。




