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災害と救い
「跡形もなく消しちまったけど、まあ後はこの国の生き残りの奴等が何とかするか」
そう言ってイゴールはその国から去って行く。
「はあ、この辺りにいても仕方ねえ、他の場所にでも行くか」
それからイゴールは色々な場所を旅する事になるがその場所でも長くいると近くの国の人間がイゴールの命を狙って来るがその度にイゴールは同じように城に現れては消滅させていった。
この事からいつしか現れては国が消滅し、まるで災害が起こった後のようになる事から彼は《災害のイゴール》と呼ばれるようになるが、彼が消滅させた城にいた王族、貴族は平民達からしたら酷い連中だったためそいつらを消してくれたイゴールに感謝し、《救いのイゴール》とも呼ばれるのだった。
イゴールの二つ名はこうして生まれました。
災害ともう一つ救いがありました。
本編の魔王様も面白ければブクマと評価をよろしくお願いします。




