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考え過ぎる魔王 4
(頭と腕と胸はやめておこう、それ以外の部分で考えよう)
真央は新たに思考を巡らせる。
(足ならどうだ、足なら何とかなるんじゃないか)
真央は真理亜の足を見てそう考える。
(いや待て、足だぞ、当たり所が悪ければ腕と同じように骨折するかもしれないぞ、そうなったら杖、いや最悪車椅子生活になってしまう、そんな真理亜の姿など僕には耐えられない)
「宇界さん、どうしたのぉ?」
「体調でも悪いのか?」
頭を抱えて考え過ぎている真央を亜子と梓美は心配するのだった。
読んでいただきありがとうございます。
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