JKが裏アカおじさんを食事だけと言いながらホテルに連れ込む話
(吉田のケツたまんないよねー)
(一発ヤらせてくれないかなー?)
クラスメイトの意見には半分だけ賛成だ。
確かに黒板に数式を書いていく吉田先生は50代の魅力が溢れているが、私はもっと油ぎった60ぐらいのおじさんが好みだ。
変態と言われようがロリコンと言われようが好きなものは好きなんだ。
授業中だがスマホでSNSを見る。私のアカウントはおじさんの裏・エロ垢しかフォローしてない。
『東京に出張ですが。出張費をケチりたいです#神待ちJK募集#エッチしません食事のみ#家出中年』
……えっ!?マジ!?斎藤さんはDMでブリーフ姿や胸毛などのエロ写メを見せてくれるお気に入りのおじさんだ。
欲しいものリストから貢いだりエロ配信で貢いだりして仲良くなった。
私はすぐにDMを送った。
『斎藤さん最近呟きなくて寂しかったよ~。大丈夫?心配だよ?東京にくるの?良かったら会おうよ~。変なことは絶対しないよ~!』
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「お待たせしました」
「こここここ。こんばんわ!」
待ち合わせ場所に来た斎藤さんは写真通りの油ぎったおじさんだった。
加工ほとんどなしだったんだ!うわー。汗でワイシャツが透けて肌着が見えてる!エッロ!フェロモンバリバリの汗の臭いもする。
頭……すっごい禿げてる……どうしよう?私食事だけで我慢できるかなぁ。
町を歩いてるだけでドキドキする。どう見ても私たち援交カップルだよね?
「牛丼食べたいなぁ」
「よよよかったら和食にしませんか?行き付けがあるんですよ
「ほう。和食とはうれしいですね」
いつか裏アカおじさんを落とすために目をつけてた和食屋さん。
ちょっと高いけど……仕方ないよね?
ATMでお金を下ろしてこよう。一万で足りるかな?いや。念のためホテル代にもう二万……。
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「ただ飯なんて許さないわよ!おぉん!?」
「ちょっと!食事のみと言ったじゃないですか!」
私は無理やりおじさんをホテルに連れ込んだ。
食事だけで求められないなんて甘い考えないわよ。
これも社会勉強!いいじゃない!気持ちよくしてあげるから!
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「こんな事しちゃいけないよ?真面目に会社には行ってるの?援交なんて息子さん娘さんが悲しむよ?」
「……うう」
一発終わると冷静になった私はなんとなく説教を始めてしまった。
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「ちょっと署まで来てもらえるかな?」
斎藤さんの件でたががはずれた私はおじさんと出会いまくっていたがとうとう捕まってしまった。
……罠だったみたい。
恐るべしサイバーポリス。70代の無職なんていくらなんでも美味しすぎて警戒すべきだったわ。
「ロリコン過ぎるよ君。自分の祖父みたいなおじさんに手を出そうとするなんて、恥ずかしくないの?あと初犯じゃないよね?」
「……ごめんなさい」
私は『未中年ポルノ法』によって裁かれた。
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私は18才になっていた。
ムショから出てアパートでの一人暮らし。
ゴミを出してから学校に行こうと部屋か出ると隣の部屋に越してきた内海さんがしゃがれた声で挨拶してくれた。
「おはようございます。ゴミ捨てですか?」
「えっ。ええ」
……たまんねぇ。
ハゲ、メガネ、デブ、白Tにもも引きにサンダル……。
どう考えても私を誘ってる。
いくら払えばお部屋まで連れ込めるかな……。