表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

0話 語り

そこは地球がある世界とは違う世界。「アルマカルド」。

そこは全てが魔素というものから出来ており、魔法と呼ばれる力がある。そして、多くの種族が暮らしている。


人族─最も数が多く、繁殖力が強い。魔力量、生命力、身体能力がそこそこあり、寿命の最も短い種族。多くの国を創っていて、実力主義の者が少ない。


獣人族─数も多く、また種類も多い。獣のような耳や尾、羽を持ち、身体能力に優れ、生命力もあるが、魔法を行使できず、身体強化しか出来ない。一人一人が番というものを持ち、その者としか子を成すことが出来ない。寿命は強い者だと300年ほど生きる。平均で200年。強ければ強いほど顔が整っている傾向がある。肉食獣の獣人族は犬歯が尖っている。


魔族─数は少ないが、魔法に優れ、身体能力も高い。更に寿命も長く、平均で1000年ほど生きる。また、種類も多く存在している。ただし、種類によるがほぼ克服できない欠点を持つ。獣人族と同様に番を持っている。国を起こしており、魔族の王は魔王と呼ばれている。強ければ強いほど顔が整っている傾向がある。また、強ければ強いほど髪の色が暗い、黒に近い色になり、赤や、金、黒の目の者が多い。耳が少し尖っている。


エルフ─数は少ないが寿命が長く、1000年程は生きる。身体能力は高めで生命力もあるが力が弱い。また、森の中に住んでいるために弓の名手である。エルフ全員が例外なく精霊に好かれ、精霊魔法を使う、魔法にも優れた種族。稀にエルフ上位種のハイエルフが生まれる。寿命は3000年以上。魔力量も多い。

金髪や、それに近い色の髪に、緑系の目、長く尖った耳が特徴。


ドワーフ─数はそこそこ多く、寿命も500年ほどと長めで、男女共に身長が低く、酒に強いという特徴がある。男性の場合は立派な髭を持つ。髭にこだわりを持っている者が多く、三つ編みにしたりと髭でオシャレさをアピールしたりする。あまり魔法を得意としないが力が強く、鍛治に優れ、ドワーフの打った防具や武器は性能がよく人気がある。


竜人族─数が最も少ないが、魔力量、身体能力、生命力が強いことに加え、体も頑強で魔法にも強い耐性を持つ。最強種と言われているが、基本的に人里に降りず、降りる時にもその特徴を隠している。ドラコーンという里にほぼ全ての竜人が集まっている。ドラゴンのような角、羽、尾を持ち、瞳孔が縦に割れている。また、魔族と同様に耳が少し尖っている。寿命も長く、5000年ほど生きる。角、羽、尾と髪の色は同じ色。また、稀に龍人(たつびと)という竜人の上位種が生まれる。龍人はドラゴンの姿になることが出来、不老。竜人と比べて、全体的な能力も強い。


以上の6種族に加え、精霊と呼ばれる存在があり、火、水、土、風の4種類で、寿命はなく、魔法の行使を助けてくれる。ただし、その姿を見ることが出来るのはエルフと、少数の人族のみ。また、強さによって別れており、自我のない下位精霊と、自我のある中位精霊と、自我もあり大人(18歳ほど)の姿をとることが出来る上位精霊。そして、最も強い精霊王と別れている。

さらに、全ての種族の敵とも言える、魔物という存在。海、陸、空のどこにでも湧いてくるもので、それらを減らすために冒険者ギルドと呼ばれる物があちこちに存在している。また、力を認めさせると仲間にすることも出来る。その頂点がドラゴン。話すことが出来るものがいるらしいがほぼ伝説上だけである。






これがこの世界、アルマカルド。

種族間の仲は割とよく、国同士の戦争は起こりもするがそんなものはどの世界にもあることだろう。むしろ、差別があまりない分、平和とも言えるだろう。







そんな世界に、ある日世界をざわつかせたある事件が起こる。それは───





“勇者召喚”


それにより、異世界より多くの青年らが召喚された。

そして、この日を境に世界中の国々が巻き込まれていく……



これは、異世界に召喚されたある青年の物語ー


















ーではなく、巻き込まれてしまったある少女の物語である。
















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ