プロローグ
<プロローグ~慈母の愛に満ちた男の誕生~>
この物語はフィクションである。
でも、世間じゃマジあるかも知れない。かも。
【主人公プロフィール】
氏名 慈母愛男
年齢 30歳
配偶者 なし
彼女いない歴 30年
女性経験 なし
学歴 一流国立大学法学部卒
職業 大手出版社役員
家族構成 父60歳の時に消息不明(ボクが小学4年の時に、へラクレスカブトムシをねだったから父は手に入れるためにコロンビアまで行って遭難したかも?)
母53歳めちゃ元気。普段はママと呼んでます。
趣味 フィギア集め(特にセーラームーン系)
編物。刺繍。パッチワーク。お菓子作り。
昆虫採集。セミの脱皮の観察。
性格 わがまま。すぐにすねる。
好物 ママが作ったご飯。
苦手 ママ以外の女性 牛乳
好きな色 ピンク
好きな季節 春(ゆるく嬉しくなるから)
口癖 ママに言いつけるぞ
下着 白のブリーフ&シャツ
ファッション ママ任せ
<プロローグ~慈母の愛に満ちた男の誕生~>
娯楽の少なかった時代に初代の曽祖父が創めた町の小さな書店を二代目の祖父が出版社にして大当たり。
時代背景もあって三代目が事業を更に発展させた。
慈母書籍は今や一流の大手と称される出版会社となった。
その傘下となる子会社や系列会社は100以上。
三代目の慈母夫妻は、まさにセレブの日々を過ごしていた。
しかし、この世はそんなに甘くない。
何もかもが思い通りにはならなかった。
お金持ちの義母夫妻は長年子宝に恵まれなかったのだ。
夫婦のどちらかに問題があるわけでもなかった。
だから手の施しようもなく、
ただ授かることを祈るしかなかった……、んだってさ。
ある年の年末。
慈母夫妻が結婚して18年目の年末。
酒も煙草も一切無理な社長の慈母種薄が会社の忘年会の乾杯で本物ビールを飲んでしまって(普段はノンアルコール)悪酔い。(部下の手違いノンアルコールと間違った)
ゲロゲロで忘年会を途中退場して、運転手に自宅に送り届けられた時に、たまたまネットで買ったエッチ下着を試着していた妻の絶倫子に酔いが手伝ったのか異様に発情興奮した種薄は妻の絶倫子と合体!
そして――、
念願のご懐妊。
慈母種薄50歳
慈母絶倫子43歳
二人は念願の子宝に恵まれたんだって。
めでたし。めでたし。
って、そこで終わっちゃダメだめ!
で、本当の悲劇? 幸せ? は今から始まるんだよね。
※
ママのお腹の中で赤ちゃんはすくすくと順調に育ちました。
そして、お母さんのお腹の中が、よほど居心地が良かったのでしょうか、予定日を45日過ぎて、やっと赤ちゃんは元気な産声を上げました。普通サイズの倍はある元気な男の子でした。
そう! 将来の慈母家の希望の星。
将来は四代目慈母家当主となる。赤ちゃんの誕生だって。
年齢を重ねてから授かった子はめちゃくちゃ可愛い。らしい。
慈母夫妻はめちゃくちゃ赤ちゃんを可愛がって育てました。
夫妻は赤ちゃんを愛男と命名しました。
慈母愛男
慈母の愛に満ちた男が誕生しました。
で、物語は、幼児編から始めちゃいます。
執筆、執筆。
すんません、じわじわ書いて行くのでお待ちくださいね。