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絶望都市 第2章「偽物」  作者: Carmilla
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第1話 研究都市007

研究都市007。都市人口10人と少数研究都市になっている。

私としてはもう少し人を多めに大規模に実験がしたいとこでもある。とは言っても私の能力は都市の人間の偽物を作り出す。作り出せるのは1回1名次の偽物を作ると前の物は消える。偽物というより操り人形を作るって感じの能力だね。成りすますって事も出来るけど、動きたくないし基本的には作って置く。

でも、こんな能力で何の研究をしているのかって思うよね。

それはね、偽物がいると知ってしまった都市民はどうするのか。という実験だよ。




小夜美(コヨミ) 月琉(ルル)、私が今作り出そうとしている偽物のオリジナル。

忘れっぽくて、優しい性格の持ち主。

さーて、まず誰を騙そうかな。


椰子緒(ヤシオ) 御影(ミカゲ)……高校生なのに頭がかなりいい。あまり好かんタイプ。こいつにまずは仕掛けるかな。


「あ!御影くんだー!あのね、話があったんだ!えーと……」

椰子緒の目付きが変わった。なぜ?今私は何かをしたか?何に目付きを変えたのだ。

「あなた……()ですか?」

は?何言ってんだこいつ。たった10人の同じ街の住民すら覚えられないのか。

「私だよ!小夜美 月琉!覚えてもらえてないの?」

自然だ。完璧だ、バレるわけがない。少しくらい遊ばせてもらいたいんでね。

「いえ、覚えていますよ。小夜美 月琉さん。17歳、8月3日生まれの獅子座。血液型はO型ですよね。そうではなく、その小夜美 月琉さんの姿をしたあなたが誰なのかです。」

一瞬、私の思考は停止した。もうバレている、なぜ?ありえない、私は何かミスをしたのか?

「な、何言ってるの!御影くん変なの〜」

一体何が……

「癖です、小夜美 月琉さんは忘れっぽく、その忘れた内容を思い出す時必ず斜め45°に視線が動くのです。それがあなたにはなかった。」

な、こいつ一体どんな生活してやがんだ。人の癖。それも視線の動きなんかに一々気を配ってんのか。いや、だが私の実験はあくまでバレてから。これは予定通りここは一旦ひこう。

「姿が消えた……。やはり偽物か。何か始まるのだろうか。俺はそれを超えなければならない。俺は俺の目的のために。」




この物語はここから始まる。私、天路(アマミチ) 湖々(ココロ)がこの物語の主人公なんですから!

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