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祝1000PV

こんな拙作をたくさんの方に読んでいただけてありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。

「アリスは邪魔になりそうなのでお部屋に帰ります。レンさんいつかまた、旅の話聞かせてくださいね」


アリスは少し残念そうな顔をして部屋を出て行った。

もうこの際、はっきり言ってしまおう。


「わかったよマリア・・・話すからそこに座れ」


マリアが従い、座るのを見届けてからレンは話しだす。


「いやー、アリスがあの可愛さだから、どんな美人のお姉さんが出てくるのかと思ったら毛むくじゃらじゃん?あまりのことに気が動転して口から出ちゃった♪」


レンは極めて楽天的に言った。

すぐ、返しが飛んでくると思ったがマリアは黙ってしまった。


ここで、マリアの容姿について言及すると、スレンダーなくまがそのまま人型になったような容姿といえるだろう。

毛が長くその体型までははっきりと分からないがおそらくスタイルだけで言えばモデル並みまで行かないまでもそこそこのプロポーションとは言えるだろう。だがいかんせん体毛がひどいのである。


「・・・すまない・・・女性の容姿をけなすつもりはなかったんだが・・・」

「いや・・・そんなことだったか。ふーん・・・明日の朝を楽しみにしておくことだね」


マリアはそんなわけのわからないことを口走り部屋から出て行った。

この事について考えてもしか無いと判断し、明日もう一度謝ろうと決心する。

そして、罪滅ぼしになるかわからないが、マリアにも木彫の何かをプレゼントすることを決める。

その後は、袋から木片を取り出し細工を始める。

マリアは冒険者と言っていたため、ペンダントはじゃまになるだろう・・・アクセント程度のトップを作り、ブローチやネックレスなど、どちらにもできるように作っていき、2時間ほどで出来上がる。


「よしこんなもんだろ。さて明日はこの先のことを考えなきゃいけないし、図書館にでも行って、この世界のことを調べなきゃいけない。そろそろ寝よう」


慣れない森歩きで疲れていたのだろう、すぐ眠りについてしまった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「・・・朝か」


レンは生前から早起きだった。もともと、牛の牧場の次男として生まれ、朝早くから家の手伝いをして学校へ行く日々だったことも有り、習慣になってしまっている。その後は、牧場を兄に任せ、出入り業者をしていた町工場に就職したのだが、それはまあいいだろう。


「ん・・・いい匂い」


寝ぼけ眼で布団の中もぞもぞしていると、いい匂いが漂ってくる。

おそらくアリスが朝ごはんを作っているのだろう。レンは一人暮らしをしていたため、料理はある程度できるが、自分が言ってもじゃまになるだけで恐縮されると思った。


「よし・・・朝ごはんの前に体を動かすか・・・」


レンはそう言うと上の服を脱ぎ、日課である筋トレを始める。

生前の勤め先は、機械制作から・部品の制作までなんでもする町工場だった。

そのため、体力がないと一日持たないと親方に教えられ筋トレを日課としていたのだ。


腕立て腹筋が終わり、スクワットをしている時にドアがノックされる。


「アリスです、起きてますか?」

「ああ起きてる。どうした?」


レンは朝ごはんで来たのかな?と思いながら返事をする。

すると、部屋のドアが開かれアリスが入って来た。


「きゃっ・・・レンさんなんで上半身裸何ですか・・・」

「すまない。朝の日課で筋トレをしていた」


筋トレはほんとだが、上半身裸なのはこの反応を見たかったからです。

これくらい良いよね?おまわりさんはいらないよ?


「そうですか・・・朝ごはんが出来たので呼びにきました」

「わかった、わざわざありがとう。すぐ行くよ」


そう答えると、アリスは顔を赤らめながらなるべくレンを見ないように部屋から出て行った。

さすがに家族の前に半裸で出るのはまずいため、上の服を着て台所へ向かう。


食堂につくと、すでに食事の準備は済んでおり、イリスさん・アリスはすでに席についていた。

どうやら朝はイリスさんも一緒できるようだ。

そしてアリスは昨日上げたペンダントを胸にしていた。


「イリスさん、アリス、おはようございます。昨晩はありがとうございました。アリス、つけてくれたんだね、ありがとう」


「いえ、私こそ寝ておりお構いもできずすみません。昨日大きな声を出して少し疲れてしまいまして・・・アリスにこんなペンダントまで頂いてこちらこそありがとうございます・・・」

「レンさんこのペンダント大事にしますね・・・ありがとう」


そんな会話をしつつ、レンは昨日の席に座る。

昨日のアリスが座っていた席に、イリスさん。

俺の隣にアリスが座っていたが、消去法でここしかなかったからだ。


「さ、レンさん。今日も頑張って作ったので食べてください」

「お言葉に甘えて・・・頂きます」


レンは両手を合し、食事の礼をすると今日の朝食に手を出す。

今日の朝食は、牛乳らしき液体と、パンに干し肉を戻し炒めたようなものがはsまっているサンドイッチだ。


レンはそのサンドイッチを一口かじり咀嚼する。


「うん。今日も美味しい。アリスは言いお嫁さんになるよ」

「・・・レンさんあまり褒めないでください恥ずかしいです・・・」


アリスは顔を真っ赤に染め俯いてしまう。

レンはもう少しアリスをからかってやろうと思った。

だって可愛いんだもん。


「おはよう」


そんなどうでもいいことを考えていると、後ろからマリアが挨拶をしてくる。

行儀は悪いと思ったが振り返り挨拶を返し、機能のことを謝ろうとする。


「!!”#$%&’()????」

「どうだい?私も捨てたもんじゃないだろ?」


そこには、ドヤ顔の女の子が立っていた。

声はマリアの声だったため、マリアだとは思うが、その体には体毛はなく褐色の肌が眩しい健康的な美女と行っても差し支えない容姿である。

レンは混乱した。


「レン。獣人は15~17歳位で体の作り代わりが起きるんだ。その時、恐らく獣の遺伝子が活発になり体毛が生える。1日経つと朝には、人間として必要な毛以外が抜け落ちて、こうなるってわけよ。惚れんじゃねえぞ」


そういってマリアはニカッと太陽な笑顔を醸す。


「そうだったのか・・・昨日は心ないことを言って悪かった・・・これはお詫びに昨日作ったんだ。もし良かったら使ってくれ」

「・・・え、あたしにも?・・・あ、ありがとぅ・・・」


そう言って、天使の羽を象った木彫のトップを差し出すと、途端にマリアは顔を赤くし、小さな声でお礼を言ってくる。


「なんだ?俺に惚れたか?」

「調子のんな!!」


レンが冗談で茶化すとグーパンが飛んできた。

気を取り直してレンとマリアは着席し、雑談しながらご飯を食べる。


「そういえばレン。レンは旅人なんだろ?冒険者登録はしてるのかい?」

「いや、ずっと田舎にいたからそういうのよくわからないんだ・・・」


ご飯を食べ終わったところでマリアが口を開く。


そう、今は取り敢えず女神に貰ったいくらかわからない金色のちいさなコインがあるが、生活していくためにはお金を稼ぐ必要がある。

生前お金がある男はもてると聞いたことがあるし適度には稼ぎたいのである。


「そうなのかい。それならせっかくだし登録しておいたらどうだい?私も、昨日行けなかったから行くつもりだし、案内してやるよ」

「ほう・・・それはありがたいついていくよ・・・しかし、昨日と打って変わって親切じゃないか?やっぱり惚れたか?」

「だから調子に乗るな!!」


レンがまたも茶化すと少し赤くなりながら、レンの後ろにまわりチョークスリーパーをかけてくる。

後頭部が気持ちい・・・


「ギブギブ」


レンは少し後頭部の感触を楽しんだ後、両手を上げて降参の意を唱える。

するとマリアは手を離し、

「まったくしょうが無い男だねぇ・・・」

と優しくつぶやいた。

ちなみにアリスは私だけ置いてけぼりですぅ~といった表情でシュンとしていた。


アリスマジ天使。


「じゃあ、着替えたら出発するから10分後に玄関で待ってな」


そう言ってマリアは部屋に戻っていく。

よっし、俺のモテモテライフのため頑張るぞ。

そう、心のなかで意気込み部屋に戻って支度を済ませるのだった。

作者が無駄なこと書きすぎて話が進まない・・・

早く金を稼がして、いろいろ作らせたいんですがねぇ・・・

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