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進展のない第一話 次回、遂に大学で…!!?
ほんとに進展ないです。
でも序章なので、まあこれくらいかなって
感じです。
「好きだよ付き合ってよ」
私は今悪夢を見ている。多分。
だって、今着信が二週間もなかった私の携帯電話がなったし、その電話番号は私の家からふた部屋隣の、ほとんど喋った事もない朱尾さんからだし、朱尾さんは私より五歳も年上の会社員さんだし。
なにより私はその電話で、
人生で初めて、
告白をされたのだ。
だから絶対にこれは悪夢だ。
そうに決まってる。
大学に入ってもあまりにもモテない私だから、
きっと憧れ過ぎて夢に見てしまったんだ。
それに朱尾さんは顔がカッコいいし、
わたしなんか相手にするタチじゃない。
アパートに一人暮らしの冴えない大学生なんて
恋愛対象にない。
「聞いてる?」
「ハッへ!?!」
夢でも間抜けか。私は。
「あのさ、別に今すぐに返事を言えとか、そういうわけじゃなくてさ、仲良くしてほしいってか、こう一緒に遊んだり、いわゆるデート?をしたりして欲しい訳ですよ。」
ありがとうございました。