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その後の話

 田宮くんに振られて一ヶ月。

 別れてから、田宮くんは露骨に愛想がよくなった。

 私は田宮くんの元気をそんなに奪うほど煩わしいことをしていたんだ、と罪悪感が募る。

 友達は、『最初の彼氏はみんなトラウマだよー』とか『好きじゃないなら付き合わなければいいのに』とか『せめてちゃんと振ってあげて欲しい』とか、私を慰めてくれた。

***

 夏目くんとあった時。

「彼氏さん元気?」

「別れましたー」

 明るさを装って言うと、夏目くんは気まずそうな笑顔で言った。

「あっはっは。望月さんは重いからなあ!」

「他に言い方ないの!?」

「ないよ。だってさー、望月さんはぐいぐい行くわけじゃん。相手も考えて答える時間が欲しいのに。押して押して、そしたら引かなきゃ相手圧迫されちゃうのに、引かないんだもん」

「はい、ブーメラン」

 ちょっと前のあなたと同じです。

「うるっさいなあ。俺と望月さんの違いって、付き合っていた期間が一ヶ月か二か月かの違いだろ!」

「いや、夏目くんはそもそも付き合うまで行かなかったよねえ!?」

「望月さんも手を繋ぐ以外何もしてないじゃん!!」

「うっ」

 そんなこんなでお互いの傷をえぐり合ったのだった。

***

 未練はまだ断ち切れないし、正直田宮くんが精神的に成長するのを待ちたいと思ってしまうけど。

 前に進もう。

 今度は私のことを大好きな人と付き合おう。

 田宮くんのことを好きになれてよかった。

 だって、初めて恋ができて、自分に自信がついたから。

 ありがとう。

望月さんと田宮くんのお話はこれでおしまいです。

三ヶ月ちょっとお付き合いしてくださってありがとうございます!!

ちょっと残念なのが、望月さんのアスペルガーあるあるネタをあまり書けなかったところです。

もし読みたい方がいらっしゃれば、望月さんが自立に向けてトレーニングする様子や、家族との関わり方などを書いていこうと思います。

田宮くんのことは小説家になろうで投稿しています、本編『この世界はエイリアンと俺に厳しすぎる。』で詳しく取り扱っています。

望月さんも田宮くんも、きっと幸せになれるでしょう!!

では、ここまで読んでくださって、ありがとうございました!!!!

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