手のひら
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです（BGMのみ）。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル：手のひら
落ち込んでどうしようもない日々。
大切な人が亡くなって、家族も天に召され、
天涯孤独。
就職も結局はリストラされ、
必要のない人間と
レッテルを貼られたような感覚を受け、
この先、一体どうすれば。
まぁこんな落ち込みは、
多くの人にそれなりにあるんだろうけど、
いざ、それと向かい合えば、
その他人はどこかへ消えて、
自分とその落胆だけが対峙することになる。
この世を離れようと、
密かに何度も思った自分だ。
全て心の中。
この心の中が、他人には見えないのだ。
自分でもわからない
右往左往したものがあると言うのに、
それを一体、どうやって
誰かに伝えると言うのか。
これも…こんな悶絶も
他の誰かの元に既に舞い降りており、
同じような悩みになるのか。
そんな時、ふっと誰かが近づいた。
そして「大丈夫？」と声を掛けてくれた。
俺はまるで
「目覚ましに起こされたくない！」
と言うような気持ちが
自分を支配するように仕向けたのか。
声がするそのほうを見たくなかった。
でも、何度も声がするので
両手で覆っていた顔を上げ、
その人のほうを見た。
必要なら挨拶をして
「ありがとう」を言おうと思って。
でもその人は、
ギョッとしたような顔で俺を見た。
少しして理由がわかる。
俺の表情は
手の平の中にまだあったから。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=7YIEOBGeTKM
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
