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この連載作品は未完結のまま約4ヶ月以上の間、更新されていません。

透けた声

青春×幻想リアリズム
「透明な違和感を描く静かな物語」

最近、世界の音が少しずつ消えている気がする。
チャイムも、誰かの笑い声も、くぐもって遠く響く。
「うまくやる」ことに慣れた高校生・透は、
ある日、教室で“音をまとった少女”とすれ違う。
それは、死んだ親友・澄が遺した「抜け道」の記憶を呼び起こしていく——
「自分を押し殺したとき、人はもう死んでいる」
生きているふりの社会で、
ほんとうの“声”を見つける物語。

★キャラクタ紹介

■ 佐久間 透(さくま・とおる)
分類:音が“聞こえる”側
聞こえる音: 芽吹く音。誰かの“本音”がはぜる音。
「うまくやる」ことに長けた優等生。
でも“うまくやりながら”死んでいく人たちの音に、ひとりだけ気づいてしまう。

■ 高瀬 澄(たかせ・すみ)
分類:音が“聞こえる”側(故人)
聞こえる音: 自分の中で芽吹く音。それに気づいた、最初の一人。
透が“異音”を知るきっかけとなった存在。
言葉に芯があり、でも静かに遠ざかっていった人。夢の中では、よく笑う。

■ 透野 若菜(とうの・わかな)
分類:不明
彼女から“何か”が聞こえたような気がしたけれど——それは、透自身の音だったのかもしれない。
誰の種が芽吹いたのか。どこから音がしたのか。
たぶん、まだわからないままでいいのだと思う。

■ 西野 結(にしの・ゆい)
分類:音が“聞こえない”側
「理想の優等生」として、進路も人生も“決められて”しまった。
掲示板の前で揺れた一瞬が、最後の水やりだったのかもしれない。

■ 白石 悠真(しらいし・ゆうま)
分類:音が“聞こえない”側
「無難」に、「正確」に、生きるのが得意なタイプ。
でも、“うまくやる”ことの痛みに、どこか気づいてるような気もする。

■ 山田 航平(やまだ・こうへい)
分類:音が“聞こえない”側
“明るい男子”を演じることで適応しているが、
ときどき、透の変化に無意識で反応している。

■ ナギ(なぎ)
分類:不明
君の中で鳴っているやつ。
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