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石じじいの話・引用:食人鬼についての二つの話(朝鮮・蒙古)

マハチンが出てくる話です。

他の話にも出てきます。

ep.139 石じじいの話・引用:人袋(満蒙の話)

初出:

海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2


738本当にあった怖い名無し2019/06/14(金) 23:14:07.35ID:P5HHip8Z0


石じじいの話です。


食人鬼について二題。

じじいが朝鮮に住んでいた時に、旅で訪れた満州・蒙古の話です。


(1)あるお嫁さんが、嫁ぎ先に暇をもらって里帰りしました。

実家には、母親が一人で住んでいたのです。

帰って母親に会うと、母親は彼女の下顎をぐっと掴んで、「美味しそうだ」と言いました。

母親が燃料の枯れ枝や動物の糞を取りに外出しているときに、怪しんだ女性は、ゲル(遊牧民のテント)の中をさぐりました。

そうして彼女は、おおきな長持(蒙古後でアブドルと言うとか)の中に肉がぎっしりと詰まっているのを発見したのです。

女性は、自分の馬に乗って、西の方向へ逃げました。

西の方向は仏様がいる方向として、縁起の良い、神聖な方向と考えられていたからです。

蒙古や満州には、「マハチン」(肉を喰らう者)という存在があり、人々に非常に恐れられていたそうです。

遅くまで遊んでいる子供達に、「早く家に入らないとマハチンが来るぞ!」と脅すと、子供達は青くなって必ず大人しくなったそうです。


(2)蒙古(満州?)の話です。

遊牧民の男性が馬で旅をしていると、ある井戸のたもとで座り込んで泣いている女性がいました。

なぜ、こんなところで馬もなく、泣いているのだ、と尋ねると。

自分は、ここから東の方にある裕福な家の娘だが、家畜の番をしていたときに、狼を連れたハマチンが私をさらってここまで連れてきたのだ。

すぐにマハチンは戻ってくるかもしれない。

と。

その男性は、彼女を自分の家に連れて帰って妻として迎えたそうです。

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