城山公園→竹工芸館→感覚ミュージアム
再び城山公園の坂を降り信号のある十字路まで
進み左折する。そこから少し歩くと左側に岩出山名産
竹細工の伝承施設竹工芸館が見えてくる。岩出山竹細工は、
岩出山伊達家当主が京都から職人を招き、岩出山に自生する
篠竹を用いた産業として300年の歴史を持つ伝統工芸品だ。
竹工芸館入口は、奥まったところにある正面入口と左側
ギャラリー入口の二箇所がある。ギャラリー側から入ると
左手壁には、竹細工ざるの制作行程写真が並ぶ。本物の
竹細工を見た事が無い人でも一目でざるがどの様に完成するの
か理解できる。少し進むとカウンター越しに視界が開け作業場
が広がる。日によって作業者数が違うので驚く程のガラリな日に
当たってしまう可能性もあるので覚悟が必要だ。それぞれの作業
者が黙々と作業してる為に館内は驚くほどに静か。作業場右手に
は販売品をはじめ非売品の並ぶ棚が設置されている。二階もある
が会議室で見学は一階のみとなる。ここでは主に竹細工商品の販
売と体験ができる。体験内容は一番簡単な竹トンボからカゴ編み
を体験できる目かご編みまで様々。予約が必要だが内容、人数に
よっては当日体験も可能だ。館内は、竹の香りが微かに薫り嗅覚
までも楽しませてくれる。
竹工芸館を右へ出て通りを歩き踏み切りを過ぎるとT字路にあたる。
そこを右折し10分も歩くとオレンジ色の建物が見えてくる。日本で
唯一の感覚をテーマにした施設感覚ミュージアムだ。開放手な中庭
を横目に入口から入る。入館料が必要。左手に土産品販売コーナー、
右手には何やら不思議な装置が出迎える。小さな脚立を登り装置に
寝転がる。両手両足をフルに使い壁に絵や文字を書く装置だった。
全身を使うので中々に楽しめるが疲れるかもしれない。不思議な
装置をあとにし進むと打楽器の様な物体に当たる。叩いたり鳴ら
したり騒々しい。正面に入口が見えてくる。名物?1000の小箱
ルームだ。1000もの木製の引き箱が並ぶ。中身は、開けてからの
お楽しみだ。小箱ルームを抜けるといよいよ五感を刺激してくれ
るスペースに突入する。個人的には、ハートドームがお薦め。鍋
型のバス風呂みたいな所に寝転がる。程よい暗闇が気持ちを落ち
着かせてくれる。下手すると眠ってしまう程似心地良い。他のス
ペースも中々に楽しめるので是非五感を刺激してもらい非日常感
を満喫してもらいたい。