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仲間ができました

転生してから2年が経ち12歳になり、ようやく街にいく準備ができ一か月後には出ようと思う。本当に大変だったよ。森に入って戦闘訓練と素材集めをして、夕方に帰る生活スタイルだった。


 そのため、10歳からの2年の間に翼の使い方も上達しました。最初は慣れなく直線的な動きしかできなかったのが、苦労しましたよ。


 この翼を使い森周辺の地理をマッピングして、行動範囲を広げて行き探索を進めるという感じで経験を積んでた。


 私の戦闘スタイル面では最初、日本の現代科学兵器の銃を作ろうと、思ったんだけど魔力の消費量が馬鹿高いんです銃の弾一発がMP300を使うんです。1日でMPがすっからかん....


 ....MPが足りない!


 機械構造はまだ無理のようだ。

 私は近距離と遠距離を戦えるオールラウンドスタイルがいいんだよ。

 となるとなにか別の武器を考えないと、いいことにこの身体は非常に身体能力が高い。他の魔物と比較した結果。

 機械系はコストが悪いから、何にしようか。んーー、前世の記憶で弟に進められてみたアニメを思い出す。浅黒い肌の白髪の男が剣を創造し、弓で戦っていたアレだ。確かにあれだったら【心象魔法】でできそうです。


 まずは弓を作った。構造は簡単だ。【心象魔法】はスキルレベルが4になり魔法陣が2つ同時展開ができるようになり【高速思考】のスキルを獲得した。精度は大分いい。弓を引いてみる、真正面の木に向けて矢を放ったが真っ直ぐに飛ばなかった。練習が必要だね....


 次に、魔法陣が2つ展開できるので双剣にしてみよう。二刀流もいいんだけど双剣のほうが二本の剣を一つの鞘に収納できるし、持ち運びに便利。【アイテムボックス】があるにしても、武器を腰に掛けてるか掛けてないかでは、相手に与える影響は違うと思う。まずは、2本の身体に見合った剣を作ったMPの消費は50だった。このぐらいだったら大丈夫かな。ちなみに弓は40で、矢は5の消費だった。


 主戦法は双剣を用いた白兵戦で戦い、奥の手に弓を隠していくスタイルにし怪我をしたらすぐに治癒魔法で治す。


 【鷹の目】や【双剣術】のスキルは訓練してる内に取りたいな。



 そんな感じで森の中に入り訓練をしているある日。【探索】で半径3kmの探索範囲を調べると、大きな反応が二つあった。


 その反応を鑑定してみると、


 ■ ■ ■


『名前』 九尾 (幼体)


『危険度』 C


 HP:20/250


 MP:240/500


 ■ ■ ■


 ■ ■ ■


『名前』 デスタイラント


『危険度』 B


 HP:320/500


 MP:30/50


 ■ ■ ■


 と出た。危険度C以上初めて見たこの森にはD、E、Fの魔物しかいなかったのに。どうしよう....それに徐々に九尾の魔物のHPが減ってきてるよ。もし、九尾が負けて危険度Bの魔物が家の近くにくる可能性があるし、


 そう思い、最悪でも追い返すことぐらいできるかもしれないと、思い翼を力強く羽ばたかせ気付かれないように近づくことにした。


 5分程飛び続けると見つけることが出来た。50m程の上空から観察してみと体長5mぐらいありそうな背におぞましい模様のした巨大な蜘蛛がいった。あれがデスタイラントか。気持ち悪い....いまにも、九尾に襲い掛かろうとしている。


 それを見て、すかさず【心象魔法】で身体のサイズの巨大な弓を作り、上空50mの重力が作用した矢を放った。

 それは、デスタイラントの背中に深く刺さり、悲鳴を上げた。


「ギィィィィィィィィ」


 弓を&【心象魔法】で消滅させ、腰の双剣に手を当てデスタイラントの首に向かって急降下し、首を切断した。


 デスタイラントは頭と胴が離れ、動かなくなった。


 ふぅぅぅ..


 っと息をはいた。


 九尾のほうをみると、そこには小さな狐がいた。近づいてみてわかったが、自身の血なのか返り血なのかはわからないぐらいの大量の血によって黒ずんでいる。


 九尾はいまにも死んでしまいそうなほど、弱っている。

 すぐに、【アイテムボックス】から天水をとり、九尾の口に入れた。傷はみるみるうちに治りさっきまでの戦闘がなかったかのような効果。


 天水の効果おそるべし、ほんとにだれかに見られたら終わりだよね。


 あー、九尾は私が治したって理解したのかこちらにきて、私の足に身体を擦り付けてきた。そのまましばらくすると、私の身体をのぼり頭の上に乗っかってきた。


 もしかすると、懐かれた感じかな。


「狐ちゃん。私と一緒にくる?」


 と聞いてみた。


「コン!」


 とかわいらしく鳴いた。


 この世界にきて初めての仲間ができたようです。これから、楽しくやって行けそうです!


 でも、狐はコンと鳴かないのでは? 


 あっ、ここはファンタジーでした。


 end


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