戦闘①
「友達だからね」
レイナの問いに答える。
「でも、私......アルテラを見捨てたんだよ......」
自分が犯した事について自白する。
「そうだね、だったらこの戦いが終わったら何でも言う事をひとつだけきいてね、その前に、そこの黒いのが敵かな?」
《英雄の一撃》のスキルが使えたってことは、私より強いと言うことだろう。天罰の矢はエレボスの魔法を打ち破り、そのままエレボスの身体に直撃をした筈なのに手応えがまるでなかった。
「ひどいな~、いきなり攻撃して来るなんて、闇の展開が遅れていれば死んでいたよ」
それが、本当か嘘かはわからない。
アルテラはエレボスを凝視する。 蠢く黒い液体の身体。凹凸のない能面のような顔。
これまで、見たことがない魔物だ。
【鑑定】をする。
■ ■ ■
『名前』エレボス
【危険度】
【状態〗】
HP:不明/不明
MP:不明/不明
ATK:不明
DEF:不明
AGI:不明
MAG:不明
INT:不明
LUK:不明
【エクストラスキル】
【暗黒魔法】Lv6
【????】Lv?
【ノーマルスキル】
威圧 LvMAX
??? Lv?
索敵 Lv6
警告 Lv5
?? Lv7
身体強化 Lv8
身? Lv8
自動?復 Lv1
??? Lv?
??? Lv?
??? Lv?
変形 Lv8
??? Lv4
??? Lv?
??? Lv?
??? Lv?
闇魔法 LvMAX
剣術 Lv?
体術 Lv5
魔法適性:火
耐性:打撃 Lv5
耐性:空腹 LV?
耐性:疲労 LV?
耐性:痛覚 LV?
耐性:全?法 LV?
耐性:即死 Lv3
耐性: ???
耐性: ???
耐性: ???
【称号スキル】
【????】
【五大迷宮の守護者】;
【????】
【????】
【????】
【????】
【使徒】
【闇の支配者】
■ ■ ■
【鑑定】を終える。
想像していたよりも、やばい。
初めて。【鑑定】ができない敵にあった。ところところ文字がはてなになっているところがある。
「僕のことがわかったかい?たぶん、見れないところもあるとおもうけど」
エレボスはアルテラが【鑑定】したことに気付いている。
「一つ、聞いてもいい?」
アルテラは問いかける。
「もちろんいいよ、答えられることならなんでも答えるよ」
返事をする。エレボス
「レイナを苦しめたのは、あなたですか?」
「見ての通り、そこに座っている子の大切な人を奪った張本人さ」
「レイナは泣いていた、恨みはないけど、友達を泣かせたお前は絶対許さない。レイナがお前を倒して苦しみから放たれるんだったら、私は、お前を殺すことを厭わない。」
アルテラは戦闘体制に入る。
「やってみなよ、なにせ、君も殺すつもりだったから」
「私も戦う…」
レイナは言葉を放った。
アルテラはレイナの言葉を聞いて、少し考えこんで結論を導き出す。
「分かった、一緒に戦おう、あとこれ呑んで」
アルテラは天水を二つだして自分とレイナは飲む。
「レイナこれ付けて」
アルテラはお母さんの形見のネックレスを渡した。
「これは?」
「これはね、聖魔法を他の魔法に付与できる魔道具だから、これ付ければあいつにダメージを与えられるよ」
私は、ここに来る前に【索敵】を使いさっき起こったことはある程度知っていた。
話が終わると同時にこの階層はさらに濃く闇の霧が広がっていく。
「話は終わったかな?さあ、フィールドは整った。いまから、ここが、五大迷宮の守護者の一人エレボスの階層にようこそ!ここから、出るにはどちらが一方死ぬまで出られないように空間を歪めたから、思う存分戦えるよ」
エレボスは能面を歪む。本気でなっている。
エレボスに残っていた人間味がみるみるうちに身体が変形していく。
腕に当たるところが大きな刃へ変わり。
足は無数の小さな刃が突飛していた。
もう、人の形を失い。さっきまでとは違い魔物にふさわしい姿と化す。
私は、双剣の干将・莫邪を構える。咄嗟に【マルチタスク】を唱える。同時に、エレボスの黒い液体がぐにゃりと曲がり、急速に加速する。
瞬く間にエレボスはレイナの方に接近し、腕を変形させた刃を振りかぶった。
「レイナ!」
私は突き飛ばすことで、エレボスの刃からレイナをを守る。
「ーーっ! やっぱ、反応してくるのか!」
エレボスは興奮しながら叫ぶ。
ご期待に応えられずに申し訳ないが、【超索敵】と【マルチタスク】でも頭は反応できるが、身体が追いつくのはやっとだった。
称号スキルで他のスキルとステータスが各段に上がっていても、追いつくのがやっとという事実に、私は旋律する。
この状態でも通用しなければ、私はエレボスに勝つことが難しくなる。
レイナを連れて逃走の選択肢が思い浮かんだが、それは、すぐに排除した。相手のAGLが同じかそれ以上なので、レイナを連れて逃げることは現実的ではない。あの黒い霧の壁は生半可の攻撃では壊すことはできないだろう。
私は、エレボスの黒い胴体を目掛けて右手の干将を全力で振り抜く。
反響する金属音。
横薙ぎの一閃は、刃に変形したエレボスの腕に阻まれていた。
そして、エレボスは私の攻撃した反対側に刃を走らせる。その振り抜く先にあるのは私の左手の手元だ。エレボスの狙いに対して、左手の莫耶を、手放すことで刃を避ける。一瞬だけ、剣が宙に浮く。【心象魔法】で莫耶を想像して、そのままエレボスの右腕を斬り裂いた。
息もつけぬ攻防。瞬きを許されない。
しかし、エレボスは腕を落とされても、悲鳴も上げないで、私の斬撃を左手の刃で避けながら笑っている。
「ふふふっ、その技量に、速さに判断力、私と戦うのに相応しい」
「ーー【聖雷魔法 ライトニングランス】」
エレボスの黒い胴体が閃光が突き刺さる。
私に突き飛ばされても魔法の詠唱を行っていたレイナによる聖雷魔法だ。エレボスの黒い胴体に穴が空き、硬直する。
その隙を逃さずに、私はエレボスの肩から横に袈裟斬りをする。
「やった.....」
レイナは私たちの連携が全て直撃したことに安堵し、胴体に穴が空いているエレボスを見る。動いていない。勝利を確信するのも無理はない。
けれど、警戒を解くことなく距離を空ける。
【第六感】がさっきからずっと反応している、尋常ではない悪寒が全身に張り付いたままだ。
「いやはや、不覚をとったよ。でもこっちは、魔物だからこの程度ではやられないよ」
エレボスの身体がぐにゃりと歪む。
そして、胴体に空いた穴が塞がっていき、切り落とした腕も再生している、左手が槌に変形して、勢いよく私へと襲いかかってくる。
その攻撃を紙一重で避ける私だがいっぱいいっぱいだ、いきなり獲物が変わったので意表をつかれ槌の面の端がかすってしまう。
「ーーくっ」
かすっただけだというのに、信じられない衝撃が私に襲いかかってくる。その衝撃に踏ん張ることができず、吹き飛ばされてしまう。
受け身を取ることもできず、地面を転がる。
身体全体に痛みが走る。
「すごいね、さっきまで、僕にダメージを与えることができなかったのに今はダメージが来ているよ。今ので二回は死んだよ。」
不敵に笑う。
HP MPを除くステータスと魔石のレアリティ
SS級魔物 5000~~以上 1位魔石
S級魔物 3000~5000 2位魔石
A級魔物 1500~3000 3位魔石 4位魔石
B級魔物 500~1500 5位魔石 6位魔石
C級魔物 300~500 7位魔石
D級魔物 200~300 8位魔石
E級魔物 100~200 9位魔石
F級魔物 100以下 10位魔石




