ステータス
こうして、目が覚め意識がだんだんと覚醒する。
それから私は傷口に手を当て確認すると血があふれていた。額に汗を浮かべながら角兎に向き合い、手のひらをむけた。
「着火、着火着火着火着火着火着火」
魔法を何回も何回角兎が動かなくなるまで放った、
足が身体を、支えきれない。
意識が軸を、支えきれない。
震える手を、下げる。
ギュン....
......あ?
なに今の声?
断末魔みたいだーー
そこにはところところ焦げている角兎の死体があった。
「助っかった...」
ぽつりと誰に言ったのではなくつぶやいた。
意識が完全に覚醒すると、足に痛みがはしった。
やばい....
手を太ももにかざして、となえた。
「ヒール」
傷がみるみるうちに治ってきた、さっきのはなんなだろう。
この身体の持ち主の記憶なのだろうか。
いまは、一旦家に帰ろう。
取り敢えず、記憶のことを整理しよう。
私の名前はアルテラらしい。何とも言えない名前だな。先述したとおり絶滅したと思われている天翼族である。家族はヒューマンの騎士たちに殺され、私は満身創痍で逃げてきた。
だがなぜ、身体の持ち主は死んでしまったのか。
私にはわからない。自分が森の奥に入りそれが誰かに目撃され、家族を死なせたと思い心を崩壊し生きること諦めたのか、単に心が限界だったのか。
この子は私と似ている、自分が弱いせいでなにもかも失った。違うとすれば、また人生をやりなおせないだけのことだ。
でも、なぜか早く家族を助けに行かないという叫びが聞こえてくるような気がする。私の心とこの子の心が同化でもしているような。
だが、なぜこの身体に転生したかわからない、だが前世で後悔を繰り返さないため強くなろう。強さがあれば何事も上手くいく。
心の奥で誓った。
......この世界は中世ぐらいの時代で、魔法があり、魔物がいて、空想上の生物がちらほらいるらしい。
人の命は軽く、弱肉強食である。
ここはある種のゲームのようなところであり、ステータスが見ることができる。
一体なにがどうしてそうなったのがよくわからないが、考えても意味がない。
まずはステータスを見よう。頭で念じると頭のなかにイメージが浮かんできた。
(ステータスオープン)
『名前』 アルテラ
『種族』天翼族
『職業』迷い人
『年齢』10
HP:100/120
MP:250/250
ATK:160
DEF:150
AGI:400
MAG:500
INT:350
LUK: 10
【エクストラスキル】
【心象魔法】 Lv1
【アース言語】LvMAX
【ノーマルスキル】
鑑定 LvMAX
アイテムボックス(時間停止) LvMAX
解体 LvMAX
偽装 LvMAX
生活魔法 Lv3
治癒魔法 Lv4
耐性:空腹 Lv2
魔法適性:治癒
【称号スキル】
【転生者】
ほぼ記憶の通りだが、違うところも多々ある。上から順に突っ込んでいこうと思う。
名前はアルテラ。これはいい。
種族は天翼族もいい。
職業は迷い人合っているようで合ってないような気がする。
年齢は10歳記憶の通りだ。
記憶では生活魔法と治療魔法しかスキルを持てなかったはず、他は転生得点なのだろうか。
【鑑定】がレベルMAXなのがいいまだ知らぬ世界だ。情報が何より大切。
【鑑定】で自分のスキルを調べていく。
【心象魔法】
心の中のイメージを具現化することができる
だが、レベルに依存する。
....これは。なんかやばそうな気配がする。
これは、ひとまず後回し。
【アイテムボックス】は時間停止付きでいい。荷物を手で持つ必要がなくなりる。
【解体】
魔物を各部位ごとに解体する。
素材を傷つけないで回収できる。
魔物を解体できない私には、とてもありがたい。
【偽装】
ステータスを変えることができる。
身体の一部を隠すことができる。
うん。いつかどこかの街にいくとき背中の翼を隠すことができる。
魔法適性が治療のみなのがいたい。
普通、こういう場合って全属性適性じゃないんだ。今自力で魔法を覚えられないからいいけど...
......さて、後回しにした【心象魔法】。
心を具現化するらしいから
「(麦茶、出てきて)」
....半信半疑だったけど、本当に出てきたよ。これで餓死しなくて済みそう。
なんか本当に異世界にきたと、改めて思ったよ
MPが20減っているよ。1日朝昼晩つかうと、MPがすぐなくなってしまう。
一日でMPは全回復するから、食料問題は大丈夫かな。
いきなりの事で混乱してるけど、この先、生きていけるかな?
取り敢えず、疲れたから休もう。