表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/38

死闘 下

すかさず、【鑑定】をする。




 ■ ■ ■


 『名前』炎帝猿


 【危険度】S+


 【状態】冷静


 HP:5000/6000 + A


 MP:1500/2500 + A


 ATK:5200 + A


 DEF:4000 - A


 AGI:2000 + A


 MAG:3400 + A


 INT:1000 + A


 LUK: 500 + A


【エクストラスキル】


 【火炎魔法】 Lv6 → Lv8


【ノーマルスキル】


 威圧     LvMAX → 覇王Lv2

 索敵     Lv6 → Lv8

 警告     Lv5 → Lv7

 鉄壁     Lv7 → Lv9

 身体強化   Lv8 → LvMAX 

 身軽     Lv8 → LvMAX

 自動回復   Lv1


 火魔法    LvMAX


 剣術     Lv6 → Lv8

 体術     Lv5 → Lv7

 投石     Lv7 → Lv9


 魔法適性:火


 耐性:打撃  Lv5 → Lv7

 耐性:空腹  LV4 → Lv6

 耐性:疲労  LV6 → Lv8

 耐性:痛覚  LV7 → Lv9

 耐性:火   LVMAX

 耐性:即死  Lv3 → Lv5


【称号スキル】


 【五帝猿の王】

 【好敵手】


 ■ ■ ■


 ■ ■ ■


 【好敵手】


 ・相手を強者と認めた者。

 ・DEFが大幅のステータスが減少、DEF以外の全ステータス向上する。


 ■ ■ ■


 炎帝猿もこの戦いの中で私と同じで進化をしている、 【危険度】S+に上がり冷静状態になっている、さっきくらわせた《20連続切り》のダメージが回復してしまった。


 これじゃあ、さっきまでとは比べものにならないくらい強くなっている。


「負ける訳にはいけない、私にはまだやらないといけないことがあるから。どれだけ強大になっても倒せないといけないんだ」


 私はあらん限りに干将・莫邪を握り締めた。


「グォォォォォォォォッ!」


(壁際は不味い!)


 その巨体からは考えられない速さで迫りくる炎帝猿をみて、私はすぐにその場を離れた。


 壁際を背にしていればあの巨体によってあっという間に逃げ道が塞がれてしまう。


 壁と挟まらない場所に駆け出し、私は広いフィールドへ向かうことを最優先にする。


 こちらに目がけてまっしぐらに進んで大剣を振り、今さっきいた場所の岩が綺麗にスパッっと真っ二つになっていた。


 急カーブを描き、走る後ろからはドゴンッドゴンッと、地面を踏み潰しながら追尾してくる。


 第六感が反応した。すぐに横に避けた。私の横を通過したのは大きな岩だった。


「ッ!」


 視線を向けると、炎帝猿の姿が大きくなるー


「ガゥンッ!」


 炎帝猿が地を蹴った。


 飛び掛かって振り落とされた大剣の一撃を、私もまた地を蹴り込んで宙に身を投げる。


 横合いからの左手の攻撃に対し、懐に入り込み【聖魔法】のアークで光の十字架が集まり破裂させる、すかさず、後ろに跳躍、回避。


 間を置かずに3m以上ある火の玉ができこちらに向かって避けるが、爆発音がなり響き、風圧で地面の上に勢いよく前転する。


 立ち上がり、距離を取る。


 こちらに睥睨してくる炎帝猿から必死に距離をとる。その足跡は地面にくっきり残っている。


「グォォォォォォオオオッッ!」


 強靭な下腿が踏み込んだ瞬間、一気に間合いを詰められた。


 瞳を見開く私の前に、鉄の塊がフルスイングされる。


 上体をそり、間一髪、その一撃をやる過ごす。風になびいた髪が何本か持っていかれた。


「ガゥッ!」


「うっ!?」


 自身の髪が空中に散る中、炎帝猿は上体を反らした私へ剣を叩きつけてくる。干将・莫邪をクロスさせるが弾かれ、転がった。


 ここから防戦が始まった。


 大剣から熱が帯びており、振り下ろすと大気が唸らせ、抉り取る。相手の長いリーチで剣撃は距離を取ることも困難きまわりない。時折、防いでも左手の拳打や蹴りが身体をすれすれに通過していく、生きた心地がしない。


 呼吸が動悸がが荒くなる。


 反撃の与えられず、回避を強要される、一歩間違えればあっという間に死に繋がる状況に陥る。


「はあ、はあ……ッ!」


 癒して手で傷を治しても、すぐに擦り傷だらけになっていく、無我夢中で避けている代償だ。


(絶対にチャンスはくる、勝機が来るまで耐えしのぐしかない)


 勝機を見定め踏み出しながら、私は炎帝猿と防戦一方の戦いを継続させる。


「ゥオォォォオォォォォォォォ!!」


「ッ!」


 繰り出される大剣を右手の干将で交えながら上手く相手の力を使って横へ叩く。衝撃をうまく殺したにも関わらず手には衝撃で痺れている、真っ正面に拳が飛んで来る、手をクロスさせて衝撃に備える。


「ウグッ!!」


 5m後ろに吹き飛ばさせた、両手の骨が粉々になっているのがわかる。【癒しの手】を使おうとするとさっきの火の玉が私の周りに3つ出現し、すかさずLv8になった【心象魔法】で3つの水の玉を具現化して、辺り一帯が水蒸気の霧で視界が悪くなり、【癒しの手】で両手を回復させるが治るスピードが徐々に遅くなってきている。


 もう攻撃を受けすぎて、防具もボロボロだ、大剣が地面を揺るがすたび、砕かれた鋭い石つぶてが肌着と身体を傷つける。


 休む暇もなく動きつ続けている、体中の水分が汗となり、喉が渇きを感じてくる。


 視界が悪い中、【超索敵】を使うと炎帝猿とこちらにもうすぐ向かってくる、多くの魔物たちの反応がする。


 炎帝猿から発せられる力の余波は再三にわたって、地面から振動で伝わって来る。


 逃げることも許さない、逃げるつもりは毛頭ないが。


 治りきってない両手に力を籠め、ありったけの勇気で向かってくる炎帝猿を待ち構える。


 今の戦闘で分かったことは、AGIとMAG以外のステータスは全て負けている、今は速度で何とか競り合えている状況だ。


 上がり息を野放しにしながら変わらず回避する。


 一撃でもくらえばもう即ゲームオーバーっだ、何度繰り返したことか迫りくる大剣を避け、発生した風圧で頬を切られた。


 視界が悪いせいか、さっきと比べて攻撃の手が緩い、その隙を狙い大剣を持っている手に干将・莫邪を突き刺し、身体を回転させ、炎帝猿の右手を内部から破壊した。


「ガァァァァアアアアアアッッ!」


 鼓膜が破れそうなぐらい一番の悲鳴をあげた。それと同時に周りから魔物たちの姿が続々に現れてきている。


(止めを刺さないと)


 攻撃を繰り返そうとすると、【第六感】が反応した。翼で上空に逃げる。


 炎帝猿の周りからは莫大な魔力が集めってきている。


 次の瞬間、このエリア一帯が灼熱地獄になっていた。集めってきていた魔物たちは断末魔を上げながら、一瞬で消滅していった。


【エクストラスキル】の【火炎魔法】の威力か…でたらめな力だ、【火炎魔法】を使った炎帝猿は魔力を使いすぎ、右手の痛みに耐えながら、荒い呼吸をしている。


 勝機が見えた。もう、ここを逃したら防戦一方で私は体力が尽きて、ゲームオーバーだろう。


 上空で停止し、【心象魔法】で無駄なしの弓を顕現させる。


 身体が軽くなっていく。


 頭が冴えわたっている。


 願望おもいが燃え上がっている。


 この世界でもう何も失いたくない。


 レイナを救うと決めた。


 《英雄の意志》が発動しました


 さらに願望おもいが噴き出してくる。


 無駄なしの弓に手を掛ける、今あるありったけの魔力を注ぎ込む。


 《英雄の一撃》が発動可能になりました。


 弓の周りの小さい光の粒が溢れてくる。


 これで、決着をつける。


「穿て、聖なる力を持ちて邪なる存在を滅ぼせッ!天罰の矢(フェイルノート)


 爆音が轟いた。


「------------------------ッッ!」


 凄まじい断末魔が炸裂し、炎帝猿が弾け飛び消滅していった。 




《称号スキル・英雄の素質》から 《称号スキル・王殺しの英雄》になりました。




 体内で圧縮された熱が爆ぜ、迷宮の天井までに衝撃が鳴り響いている、地面は火山が噴射を連想させる光景だ。


 身体上に激痛が走る、あれはいわば諸刃の剣だ。飛んでいる力も尽き、岩の上に向かうが途中で上手く身体を動かせず、落ちていく。


 衝撃はこなかった。それに、声が聞こえたが反応することなく弱弱しく言った


「レ…イナ…を助け…る」


 意識が薄くなっていく、視界が暗くなっていった。


「レイナ…」


 意識が完全に途切れた。



 end

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ