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ばれた?

「ふあぁ~」


 装備を新調したアルテラは姿見で自分の姿を確認した。

 昨日購入した白と黒を基調のライトアーマーは、体にフィットしていて鎧そのものの自重はまるで感じられず、動きに支障をきたすことはないだろう。


「コハク、今日もお留守番よろしくね」


「コン..」


 眠いせいかベッドに沈んでいるコハクを撫でて、アルテラは朝ご飯を食べて、宿を出て冒険者ギルドに向かう。


 ◇ ◇ ◇


「リンネさんおはようございます!」


「アルちゃんおはよう。防具を買ってきたのね!似合ってるじゃあない」


 1日ぶりにギルドの受付所で、リンネさんに挨拶をし、防具をほめてくれた。


「ありがとうございます。リンネさん質問があるんですけど《眷族》ってなんですか?」


 昨日、レイナが話している途中で気になっていて実はもやもやしていた。


「《眷族》はね、パーティーと変わらないね、Bランク以上のリーダーを決めてリーダーに付き従って迷宮の最深部や大型魔物の盗伐とかいろいろするとこかな、あと、パーティーと違って人数が10人以上揃わないと発足できないところと冒険者じゃあなくても入れるところかしら。」


 なるほど!だから武具とか作れる人がいたのか。


 っと思っていたら、リンネさんの顔が急に険しくなった、


「ギルドマスターがアルちゃんが来たら執務室に連れて来てって言われたんだけど、何したの?」


「えっ!?心当たりがないんですけど...」


 もしかして、あの男の事かな?


「まあ、呼んでるから来てもらうね。」


 こちらを不審気味の目を向けてたが、私を執務室に連れて行こうとする。


「あの、断ることできますか...?なーんちゃって...」


「できると思う?」


「ですよね...」


 リンネさんに奥に連れられ立派な扉の前についた。


「ギルドマスター、アルテラさんを連れてきました」


「入って来なさい」


 男の人と思ったけど女性の声だ。私は一人で執務室に入る。リンネさんは来ないんだ。


「冒険者ギルドのギルドマスターをしているシズだよろしく」


 頭をさげ、シズさんがソファーを進めてきたので座り、向き合う形になった。


「あの、なんで呼ばれたかわからないんですけど…」


「そうか、本当に心当たりはないのかね?」


 そう言われて、背中から汗が流れてくる。

 その言い方はズルいと思う、なんか私が悪さをしたみたいになるじゃん。


「これを見てくれ」


「これは、水晶ですか?」


「そうだ、これはなギルド本部の幹部しかしらない方法でしか作れないアーティファクトなんだよ。そこらの国家の門番が使っている物とは、性能がまったく違うんだ。例えば、スキルで偽装とか」


 話を聞き、すぐに私は戦闘態勢に入れるように、腰に手を添える。


「別に君をどうこうするとか、じゃあないから心配しないでくれ。このことは今は私しか知らない」


 相手のことを見る感じ、嘘は言っていなさそうなので再び座り込んだ。


「じゃあ、何を企んでいるんですか?引き合いに出すことは私に何かしてほしいことがあるんじゃないですか?」


「呑み込みが早くて助かるよ。冒険者ギルドは国家から独立した機関だから君が天翼族でもどうこうする気はないよ。でも、偽装はいただけないな。気持ちはわかるが。本題に入ると迷宮の中層の調査をお願いしたい。」


 こちらに関心をして、話をつづけた。


「拒否権はないんですよね...でも何で私なんですか?私より強い人に頼むほうがいいんじゃないんですか?」


「結論から言えば、今はBランク以上は出払っていて人材がいないんだよ。でも君はモンスターパレードを従魔と二人で勝てる実力がある。ちょうど脅し..違う頼みを聞いてくれそうだったかたな。」


 完全に脅しって言ったよこの人言い直しても意味がないよ。

 こちらは、弱みを握られている立場だからね。


「わかりました。中層で何の調査をすればいいんですか?」


「ここ最近、正体不明の魔物が現れてなそれと出会った冒険者が全滅するのが3件以上起こってな、さすがに調査を出さないといけなくなってな」


 けっこうやばい依頼だ。


「できるところまで、やってみます。」


「感謝する。君のことは誰にも話さないから心配しなくていい。これは断っても大丈夫だが、翼を見せてもらえないか?」


 今更、隠してもしょうがないので【偽装】を解き、あらわになる。


「確証はあったが、実物を見るとすごいな。この羽1本1本が伝説のポーションが作れるとは。」


「あげませんよ..」


 やばい発言をしたので翼を縮め身を低くする。


「すまん、すまん。一緒に潜る人はいるのか?」


「あっ!?レイナと迷宮を潜る約束したんだった。どうしよう」


 ギルドマスターが目を見開き、驚いていた。


「レイナと知り合いなのか?」


「いちおう…」


 勢いに蹴落とされ、引き気味になった。


「あの、レイナとな。レイナだったら実力は確かだから大丈夫だろう」


 なんかぎこちなく言ってって不安なんですけど..


「レイナがなんかあるんですか?」


「そうだな、あの子の過去がなぁ..アルテラ、君に頼みたいことがあるどうかレイナと仲良くしてくれ」


 寂しそうな顔をして、私に頼んできた。レイナはいったい何があるか知らないけど、一緒に買い物にいった仲だし、悪くすることはしない。


「大丈夫です。言われなくてもそのつもりです」


「そうか。ありがとう」


 ここまで、真剣な顔をしていたが笑顔でお礼を言ってきた。この世界の女性は美人が多いね。


 ◇ ◇ ◇


「で、なにを話てたのかな?アルテラさん」


 これは、かなり怒ってますね..


「せ、世間話ですよ..ね?」


 流石にシズさんと話した内容は話せないので誤魔化すことにすると、さっき以上に顔が恐くなった。


「ひぃぃ!?」


「こっちが聞きたいですけど..でも、あまり隠し事はしないでね」


 リンネさんの表情を見て。罪悪感が半端ない。


「すいません..」


「謝ってほしいんじゃなくてね、この話はおわり!!アルちゃんはこれから迷宮に潜るの?」


「はい、そのつもりです」


「気を付けて行ってね」


「ありがとうございます」


 さっきはリンネさんに悪いことをしたな。

 申し訳ないな。いつか話しますから。


(レイナとの待ち合わせの場所に行かないとね)


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