迷宮探索
迷宮は地下迷宮になっており、上層は地下10階、中層は地下11階~40階、下層は地下41階~まだ確認されていないらしい。
私は今地下1階にいます。依頼内容は
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『内容』10位魔石を10個納品か9位魔石を5個納品。
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迷宮は思っていたより、暗くはなっかた。ところところ光っている鉱石などがある。
今になって迷宮の地図などを買って来ればよかったと後悔している。地形を頭に入れているか入れていないかで生存確率は変わるのに、この探索が終われば地図を買いにいこ。
それはさておき、地下2階に続く道を探しながら魔物を倒していくスタンスでいこう。
そして、【索敵】を使いながら慎重に進んでいく。すると30m先に2体の反応がする。気づかれないように近づき、【鑑定】をする。
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『名前』コボルト
『危険度』E
HP:250
MP:20
『装備』ノーマルソード
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2匹は大したスキルも持ってないね、
素早く腰にある、干将・莫邪を手に持ち、コボルトに向かって走り出す。
こちらに、気づかず悲鳴をあげる暇を与えず首を撥ねた。
もう一体のコボルトは仲間が死んだのに気づき怒りながら私に突進してきた。
私は全力で右手の干将を打ち下ろして、突進を止める。
剣を右手の干将で弾き、よろめき、回し蹴りを腹にきめふき飛ばした。
「コン!!!」
コボルトに対して牽制をし続けていると、コハクから合図がきた。私はコハクの後ろに下がって、コハクがコボルトを見えるようにする。
コハクはスキルの【鬼火】を完了させ、魔力が高まる。
熱をともなった魔力の人魂の炎が直撃し、断末魔を上げながらコボルトは消滅していく。
「案外楽だったね」
「コン!」
私たちは、私が魔物に向かって引き付けたり、倒したりして、魔法適性が治癒魔法しかない私の代わりに魔法が得意なコハクに援護をしてもらう、戦闘スタイルで行ってるよ。
【心象魔法】で火を出したり雷を出すことできるけど、まだ実践向きじゃないから今は使えないんだよね。
その場には10位魔石が2個落ちていた。魔石って綺麗だな。この調子で依頼達成しよ!
「じゃあ、【索敵】するから、コハクもなにか気づいたら知らせてね。」
コハクは頷き、地下2階を目指していく。
........
それから魔石を集めながら、二階の階段を見つけて入っていく。
すると、すぐに【索敵】で魔物を捉え、コハクへ警告する。
魔物の名前と危険度を【鑑定】で確認して、名前はレッサーウルフ。
私たちは相手と相対する。しかし、さきほどの戦闘と同じ手順を踏みーそれだけで、危なげなく撃退していく。
【鬼火】で黒焦げにし、光の粒子となって消えていく。もちろん魔石は落ちてるよ。
「上層ぐらいだったら、楽勝かな!」
あと、4階ぐらい降りて帰ろうっかな。索敵も迷宮に入ってからずっと使ってるからMPの消費が激しんだよね。いろいろな情報が来るから。【高速思考】があっても疲れるよ
「よし、頑張っていこ!」
こうして、必勝パターンを何度も繰り返して、迷宮探索を続ける。
依頼を達成させ、結局地下5階まできたよ。ここまでにしようかな、MPもそろそろやばめだし。
◇ ◇ ◇
こんにちは!コハクです。
最近、ご主人様が僕の扱いが雑になっているように感じます。
最初の頃は、いつもかまってくれて遊んでくれました。一緒に魔物を倒したりしてました。
たまに、弓が得意なので遠くの魔物を狙うとき、初めは普通に倒してるけど、最後の方はねちねち魔物を倒していたぶっています。どっちが魔物かわからなくなることもあるけど気にしません。
僕が外套の中に居るのに一人でお肉も食べていました。ひどいです。でも最後はお肉もらったからよかったです。
ご主人様はいつも添い寝をしてくれます。幸せです!!!
でも、たまに一緒に寝てくれないことがあります。なんでなんでしょう?
ご主人様は一緒に寝ないときは部屋に入ってこないでって言ってます。
でも、気になってドアからきしきしと音が聞こえます。
覗いてみると....
僕はなにも見なかった。
だから、何事もない感じで過ごしたよ。
◇ ◇ ◇
どうしてこうなった、今絶賛モンスターパレード中です。
地下5階までの迷宮探索が終わり、帰ろうとしていた時不自然な岩の壁があり押してみると、岩の壁を通りすぎたのです。慌てて引き返えそうとしたけど、引き返せません。
あきらめて進んでみると、宝箱がありました。
絶対、危険な奴だ。なんでそう思うかって....
だって、宝箱の周りに不自然なぐらいの剣や防具やいかにも冒険者の者らしきものがいっぱいあるんですよ。死体がないのもおかしいよね
国家図書館で書かれていたけど、宝箱型のモンスターパレードが発生したときはその層の難易度が一段上がると書いてあった。
でも、引き返せないから戦闘姿勢にすぐ入れるように構え宝箱を開く。
アラームがけたたましく鳴り響き、四方八方から扉が浮かび上がり怒涛のように魔物が押し寄せてきた。いままで出会ってきた魔物とはケタ違いな迫力だ。すかさず【鑑定】をする。
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『名前』オーガ
【危険度】B
HP:2300/2300
MP:50/50
【ノーマルスキル】
暴走 Lv5
鉄壁 Lv5
繁殖 Lv8
棍棒術 Lv3
耐性:痛覚 Lv6
【称号スキル】
【弱者をいたぶる者】
『装備』 巨人の棍棒
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■ ■ ■
『名前』オーク
【危険度】C
HP:1000/1000
MP:40/40
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■ ■ ■
『名前』ボブゴブリン
【危険度】D
HP:500/500
MP:40/40
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どれも高ランクだ。やばい。特にオーガだ。いままで戦ってきた魔物の中で称号スキルを持っているのにあったのは初めて。
魔物たちが一斉に襲い掛かってきた。
私は完全に恐慌し、それまで抑えていた魔力を干将・莫邪に籠め双剣術を滅茶苦茶に殺到する魔物を倒し続ける。だけど、一向に魔物の数が減らない。鳴りやまない宝箱を破壊する余裕がない。
コハクは魔法を放しながら、迫りくる攻撃を避けていたが、それでも避けきれずかすり傷が増えていく一方だ。すかさず治癒魔法をコハクにかけた。
オークの攻撃を受け流していると、横からオーガの棍棒が直で当たり、勢いよく吹っ飛んだ。コハクが心配し私の前に立つ。
「ぐっはぁぁ」
我慢できず声が出た。
すかさず天水を飲んだ。天水の残りはあと2つしかない。それまでに片付けないと....
すぐ立ち上がり、こちらにくる5体のボブゴブリンとオーク。【心象魔法】で魔物の顔に魔法陣を4つ出し、火を繰り出し、残りの1体の胴を切り裂きコハクが魔法を放った。残りも切り裂く。
残りを確認するとオーガ1体、オーク2体、だ。
手に持っている干将・莫邪をオーク2体に投げ足に命中させる、そこからコハクにオーガの牽制をしてもらい、【心象魔法】で無駄なしの弓を創造しMP200籠めて2本放ち、消滅していく。
のこり1体....
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『名前』オーガ
【危険度】
HP:900/2300
MP:50/50
【ノーマルスキル】
暴走 Lv5
鉄壁 Lv5
繁殖 Lv8
棍棒術 Lv3
耐性:痛覚 Lv6
【称号スキル】
【弱者をいたぶる者】
『装備』 巨人の棍棒
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コハクの援護に行き、干将・莫耶を創造し、オーガが棍棒をを振り上げ、牙を剥きだして雄たけびながら棍棒を振り落とすが、AGIでは私が勝っているので懐に入り双剣術の派生スキルの《三連切り》を命中させてHPを削る。
「グォォォォォォォ!」
オーガが雄たけびを上げ、暴走のスキルを発動し、周り一体を棍棒で殴っている。
「狙いの的」
ふたたび無駄なしの弓をだし、のこりのMPをすべて注ぎ放ち、オーガは消滅した。
「助かった....」
その場に座り込み、コハクが近づいてくる。残りの2つの天水を二人で飲んで魔石の回収をする。
・5位魔石1個
・7位魔石25個
・8位魔石30個
が手に入りました。
「よく私生き残ったね、一歩間違えれば死んでたよ」
それから、周りにあった武器や防具をすべて【アイテムボックス】に回収して、無事に迷宮を出ることが出来た。
本当に怖かった....
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