表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/23

第八話 俺は飲み会で無双した

第八話 俺は飲み会で無双した


自己紹介が遅れたな。俺の名前は逹ノたちのみや 一樹いつきだ。こんな名前だから飲み会では飲む機会が多くて困る。酒はそんなに飲めないのにだ。名前を考えた奴を恨むぜ。


「もう一杯!もう一杯!はい!はい!はい!はい!もう一杯! 一樹さんの、ちょっといいとこ見てみたい! 一気!一気!一気!」


今日は会社の飲み会だ。みんな楽しく飲んでいる。俺はお酒が弱かったから、今まではトイレとお友達になることが多かった。手を口の中に突っ込めば、簡単に胃の中をリセットできるんだ。


だが、今日の俺は一味違うぜ?


「一樹さんすごいっすね!もう一杯どうですか?」


「サンキュー。今日はたくさん飲むぞ!」


今の俺は毒耐性があるし、消化器官も強化されているはずだ。アルコールを飲んで酔うわけがない。


「乾杯!おい先輩の酒が飲めないのか?」


「いえ、そんなことないです」


あの先輩は酔うと質が悪いからな、後輩を助けてやるか。


「飲めないんなら、代わりに飲んでやろうか?」


「マジっすか!一樹先輩あざす!」


その日、いくら酒を飲んでも俺が酔うことはなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ