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第七話 キング・ダナルツチガエル

第七話 キング・ダナルツチガエル


ダナルツチガエルの狩猟に慣れた俺はダナル沼の奥まで来ていた。


そこには一際大きなダナルツチガエルがいた。


今までと同様にこっそり近づいて剣で一太刀。身体強化された俺の一撃を喰らって死ななかったカエルはいなかった。今までは。


「ゲゴォォーー!!」


「まだ生きているだと!?」


お返しとばかりにカエルは舌でパンチを繰り出す。俺はなんとか盾で防ぐがパンチが重く体勢を崩された。


カエルから距離をとる。カエルの体を確認すると出血が止まり切り傷が塞がっていく。


(再生機能付きとかオークかよ)


再びカエルは舌でパンチを繰り出す。俺を近づかせない作戦のようだ。


「なら、これでどうだ!?」


舌を盾で弾く。空中に無防備になった舌を剣で切り裂く。


「ゲゴォォーー!!」


(だいぶお怒りのようだな)


それからカエルの再生能力が尽きるまで同じことを繰り返し、逃げようとしたところを背中から袈裟斬りにすると、生き絶えた。


解体すると青いグミ状の魔結晶が30個、宝石状の魔結晶が10個内臓に入っていた。もちろん全て食べた。身体に力が満ちてくる。快感だ。



「おお!こいつはキング・ダナルツチガエルじゃねーか!討伐してくれる奴が少ないから助かるよ」


ダナル沼の買取業者の店に先程のカエルを持って行くと喜んでくれた。


「ダナル沼には初心者の冒険者しか来ねーからよ。キング・ダナルツチガエルを持ってくる奴はほとんどいねーんだ。キングには毒もあまり効かねえし、鉄製のフックも飲み込んで消化しちまうから罠が効かねえんだ」


キング・ダナルツチガエルは買取金額もそこそこ良かったので、以後積極的にキング・ダナルツチガエルを探して狩ることにした。


何体もキング・ダナルツチガエルの魔結晶を食べ続けていると、身体に変化が起きた。


「傷の治りが早い!?」


俺は新しい能力を手に入れた。


【ケイト】

スキル

皮膚呼吸

自己再生 new

毒耐性 new

消化器官強化 new

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