表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

愛情詩集

8月3日

作者: 扇太郎

もうすぐ日が暮れてしまいます。

今日もあなたと逢えない1日が過ぎようとしています。

明日であなたと逢えなくなってから丁度一年が経ちます。


そちらの生活にはもう慣れましたか。

新しい友達はもう出来ましたか。

まさか、もう恋人なんか作ったりしてないですよね。


あなたがいなくなってから、こちらは色々変わりました。


あの娘は保育園に通うことになりました。

新しいクレヨンを買ってあげたら、すごく喜んでくれました。

よく絵を描いて見せてくれます。

残念ながらあなたの絵ではなく、奇妙なトカゲの絵でした。失礼、お母さんだそうです。


あの人は今度働き始めるそうです。

これからはもっと頑張っていかないといけないそうです。

最近は、少し笑うようになりました。

自転車にも乗れるようになったみたいです。


今度引っ越しするそうです。

実家にもどるそうですから、こちらに来ることがあったら帰るところを間違わないで下さいね。そこにいるのは赤の他人なので、怖がられるだけです。



私は特に変わっていません。

ただ、一年歳をとっただけです。

別にあなたがいなくなっても、今生きていくことには何も困りません。


でも、淋しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ